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「当該」の意味と使い方とは|該当の違い・当該を含む語句の使い方

更新日:2024年07月03日

言葉の意味・例文

ビジネスシーン、日常生活の公式なスピーチや文章でみかける「当該」という言葉について、意味や使い方、似ている言葉「該当」との使い分けなどについて解説します。公式な場面で使う言葉「当該」だからこそ間違いなく使い回して、品格のある文章をつくりましょう。

当該の意味

意味

「当該」は、話をしていることに対して直接関係する事である、若しくは、話題そのものであるという意味です。 「当該」自体は名詞ですが、連体詞(名詞を修飾する機能)的な使い方をします。「当該」という言葉を使うことにより、すでに述べられた内容・話題のことを指し、同じ内容を繰り返し説明する必要がないように使用します。それゆえに、「当該」の前に指し示す話題がない時には成立しない言葉です。何も文脈もなく、いきなり文章の始まりに「当該」は使いません。

使い方

一般的な使い方

連体詞(名詞を修飾する機能)的な働きなので、後ろには名詞がきて「当該〇〇」のように使います。「当該」は前文で述べられた内容を限定的に指す意味から、「その」や「先に述べた」などに置き換えることができます。そのため、先に述べられた内容は比較的具体性のあるものが多いです。 字面から堅苦しいイメージですし、漢語調の言葉「当該」なので、公式な文章や会話には頻繁に使われます。しかし、日常生活や普段のビジネスシーンでは、意味にほとんど差がない「その」と置き換えるほうが、受け手が余計な堅苦しさを感じなくて済むかも知れません。逆に、特別な機会や公式行事、公式な書類文章などの場合には、「当該」を使うことで「重要なことであり、正式にまた丁寧に伝えたい」というニュアンスも加えることができると言えます。

法令における使い方

ビジネスシーンだけでなく、法令用語のひとつとしても「当該」がかなり頻繁に使用されます。会計に関わる法律を解説する文章で、「その年度」と「当該年度」の文句を一文に使うことがあります。意味に大差がないとはいえ、厳密な「その」と「当該」の意味の違いが分かりやすいので、ここで2つの言葉を使った文章を引用して解説します。 会計年度の考え方を説明している文章からの例:

その会計年度における支出(歳出)は、当該会計年度の収入(歳入)をもって支弁するという会計年度独立の原則が採用されている。

正確に言うと、まず初めに使われている「その年度」の「その」は、前に述べられている内容をさし示す「その」ではありません。相手が今考えている会計年度のことを指している、つまり相手の基準に合わせてそれを指し示す「その」になります。もしくは、漠然とひとつの会計年度を指し示しています。「或る会計年度」とするとわかりやすいのではないでしょうか。 後に続く「当該年度」は、「その年度」を受けて、「まさに先に述べた(指し示した)その年度」といった限定で使われています。もちろん「当該」も「その」に置き換えても意味に大きな差はありませんが、厳密で正確な説明をするには、この使い分けにも意味があるのです。

当該と該当の違いと使い分け

「当該」とよく似た言葉に「該当」があります。漢字を入れ替えただけで、字面も意味も似ていますが、意味には違いがあります。なにげなく使うのではなく、違いを理解して使い分けるべき言葉です。ここでは、「該当」の意味・使い方、2つの使い分けを解説します。

該当の意味

「該当」の意味を辞書で調べると、“ある条件・資格などに、当てはまること。”とあります。「該当」は名詞ですが、(スル)との注意書きがありので、「該当」+「する」でさ行変格活用の動詞としても成り立つことを意味しています。 また、「該当」は条件に当てはまる意味なので、「該当する○○」とした場合には、当てはまる○○が複数ある可能性もあり、限定的ではありません。

該当の使い方

意味からもわかるように、「当該」と同様、先に条件や資格などが述べられていることが「当該」を使う前提になります。 一般的な使い方としては、「該当する」「該当の」、あるいは、「該当している」、などとして動詞的な使い方をします。例外的に、後ろに名詞を直接つけて「該当○○」と使われている場合もあります。これは、本来は間にあるはずの動詞的な意味付けをする言葉を省略した使い方です。

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初回公開日:2017年05月31日

記載されている内容は2017年05月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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