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更新日:2024年09月15日
意外と知られていない事由という言葉をご存知ですか?事由の読み方・意味はなんなのか。事由と理由の言葉の違いはなにか、事由書の書き方はなにかを紹介します。退職事由の例や有給休暇の事由例などの具体例も持ち出しながら説明していきたいと思います。
事由、というのは「じゆう」と読みます。意味としては、事柄の生じた理由や原因、事の理由、また、法律用語として使われることが多く、法律において理由または原因となっている事実という意味合いで使われます。ビジネスシーンでも意外と使うことがある言葉になるので、意味合いに関しては感覚的にではなくしっかりと意味を知っておきましょう。
似たような言葉で「理由」があります。こちらは、日常的に使うことが多いでしょう。原因という意味使われ、前述の事由のにも「理由」の意味があります。理由と事由というのは、非常に似ていますが、異なる意味で使います。明確な違いの部分を知っておきましょう。 「事由」は、事が起きた理由を指すことが多く、起きた理由です。つまり、その事象が起きた理由が事由になります。直接的な原因、といってもよいでしょう。そして、肝心の「理由」に関してですが、これはそれが起こった根拠を指すこ意味です。物事の根拠や事情などを指す、と考えるとよいでしょう。 意味合いとしては微妙に違いますが、感覚的には似たような使い方をしていることが多く、事由として聞かれることもありますし、理由として聞かれることもあります。簡単にいうと、「事由」とは「理由」の定義に包括されている、と考えておくとわかりやすいです。しかし、事由は起きた理由という限定的な意味合いが強く、理由は幅広くその根拠を指す、という意味を持ちます。つまり、意味合いとしては事由のほうが定義狭いということになるでしょう。うまく使い分けることで相手から見た自分のイメージを変えられることもあります。
事由書というのは、何が起きたのか、そしてどうして起きてしまったのか、ということを報告する書類です。書き方としては、書類の上部に、誰に対して出すのか、という相手先の名称、日付、そして、中央に『事由書』と大きく書けばよいでしょう。 次に発生状況を書きます。事由書というのは多くの場合、原因やミスについて書きます。事由書はどうしてミスが起きたのか、を報告するのが事由書です。まずは日付、そのミスなどが起きた日付を「平成〇年×月△日…に○○が発生」のように書きます。○○のように処置をして、その結果し、〇〇〇のように対処し、結果、〇〇のようになりました、などと書くとよいでしょう。 その後、発生原因を書きます。聞き取り調査、事後調査の結果から、原因が以下のように判明しましたのでご報告いたします、などと書き、その下に発生した理由を起きましょう。そして、今後の対策なども書く必要性が出ることもあり、そこまではいらない、それは別の書類で、ということもありますので、これは確認しておきましょう。発生したこと、発生した日時、そして、発生した原因などを書くのが事由書です。
会社をやめる、つまりは退職をする、というときにも事由を書くことがあります。これは理由ではないのか、と思うかもしれませんが別に理由ということもあります。 ただし、事由、となりますと前述のとおり、その原因となることを書く、という意味合いがありますから、この場合は退職をすることになった原因をキチンと書くようにするとよいでしょう。退職自体は基本的に自由にしてよいことですから、事由がなんであれ断られることはないのですが何か会社側に原因があるようなことであれば企業側としても対処できるならばしたい、ということがあるでしょうからキチンとした事由を書きましょう。 たとえば、『親の介護の時間のため』ということがあります。これは会社側に非があるわけではなく、基本的に自分の都合、つまりは自己都合、ということになるでしょう。あるいは『リストラ、人員整理』ということもあるでしょう。 こうした事由は、つまりは次の仕事をするときに『退職事由はなんだったのですか?』といわれたときなどに使うことになるでしょう。退職願いのときに書く事由の場合もありますし、或いは退職した後に転職先から退職事由は?と聞かれることもあります。 理由、という意味でも使われることでもあるのですが、とにかく退職に関することであれば、その原因となったことを素直に答えるようにしましょう。例として、介護などを前述していますが、それこそ『一身上の都合』というのでもまったく問題はないです。転職先から問われたときには、それでは説得力がないのでキチンと答えるようにしましょう。
事由を問われることというのは、仕事において、労働においてはよくあることです。その一つとしてあるのが、有給休暇です。どうして有給を使うのか、ということを事由として添付して申請するということです。 実際、どんな事由であろうとこれは会社から慈悲でもらっているものではなく、あくまで労働者としての権利の行使であるわけですから、事由は何でもよいのです。たとえば、その日は寝ていたい、ということでも立派な有給申請の事由になります。 さすがによい印象を持たれることはありませんが、原則的に事由に関しては何でもよい、というのは知っておいた方がよいでしょう。 それにしないといけない、というわけではありませんが、よくある事由例としては『友人の結婚式』『葬式』『行楽、旅行』などでしょう。基本的に自由なわけですから、これは正直なところ、本当である必要性も厳格とはいえません。 しかし、いくら有給休暇が自由な理由で取ってよい、ということになっているからといって嘘はいけません。まして、企業側として緊急なことがあればその人が何をして、どうして休んでいるのか、どこにいる可能性が高いのか、というのは少なからず把握しておきたいと考えるのは当たり前であるといえるでしょう。 理由は何でもよいのですが正しく申請をして、キチンと企業側に休みとはいえ、どんなことをしているのかは教えておいたほうがよいでしょう。
記載されている内容は2017年05月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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