履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
更新日:2024年09月12日
履歴書と職務経歴書で、記載すべき資格の種類が異なる、ということをご存知ですか?特に、職務経歴書に記載する資格は「特殊資格」と呼ばれ、より専門的で、応募する職種に対して有用なものが良いとされています。特殊資格を上手くアピールして転職活動を有利に進めましょう。
資格として合格・取得していないとしても、その資格取得のために勉強している、あるいは、すでに試験は受けていて、正式に結果は出ていないけれど、合格する予定だ、という場合には、職務経歴書に書くことができます。 書き方としては、「○○(資格名) 勉強中」や「△△ 合格見込」などと表記します。これにより、担当者に対して「目標に向かって努力している姿勢」「職務に対する意欲」をアピールすることができます。ちなみに、ことばの強さとしては、「勉強中」<「合格(取得)予定」<「合格(取得)見込」の順となります。
先述のとおり、持っている資格をあるだけ書くのはNGです。職務経歴書に、不必要な情報まで書いてしまうのは、採用担当者にとってマイナスの印象を与えます。反対に、必要な情報のみが簡潔にまとめられている職務経歴書は、担当者に「論理的思考力がある」「的確に情報を伝えられる」というアピールができ、好印象です。 したがって、就きたい職種によってどのような資格が役に立つのか、また、どの資格をアピールしたいのか、という点を考え、必要な資格に的を絞って書く必要があります。ここを担当者にアピールしたい!という点を決め、本当に必要な情報のみにまとめて記載しましょう。
資格は持っていなくても、実務スキルとして十分に使える能力を持っている、という方も少なからずいるでしょう。その場合は、スキルに自信があるのであれば、特殊資格として書くことができます。 例えば、前職でパソコンを日常的に使っており、作業に慣れていれば、「Word・Excel実務で使用可能」と書いてOKです。実務経験があれば、その期間も書いておくと良いでしょう。立派なスキルがあるのに、資格を持っていないからと書かないのはもったいないです。自信があるなら、ぜひアピールしましょう。もしも、特殊資格として書くほどの自信がない、というのであれば、「趣味・特技」として書いても良いです。
もし、応募する職種に関する特殊資格を持っている場合は、あえて無関係の資格を書かずに、関係ある資格だけにまとめるのが無難です。応募する職種に関する資格が特に無い、あるいは、その資格が珍しい、取得が難しいものである場合や、趣味に関するものである場合には、書いてみるのも良いです。 というのも、珍しい資格は単純に興味を持たれるかもしれませんし、面接での話題になる可能性があります。また、趣味に関する資格や取得の難しい資格は、「チャレンジ精神」や「ひとつのことを成し遂げる精神力の強さ」をアピールできるからです。ここでも同様に、多すぎる情報は厳禁です。これだけは見てほしい、というものだけに限定し、多くても2種類くらいまでにするのが望ましいです。
職務経歴書に特殊資格を書くときには、資格名と併せて、具体的にどのようなことができるのかを補足すると、なお良いです。専門的なソフトやツールを使っていた経験がある場合は、その旨記載します。そうすることで、採用担当者にも伝わりやすくなり、職務に対して必要なスキルをよりアピールできます。 以下、職務経歴書における特殊資格欄の書き方、資格の説明の仕方ついて、例をいくつか紹介します。
・普通自動車運転免許 ・パソコンスキル:Word、Excel、PowerPoint ・英語スキル:TOEIC 700点(平成○○年△月 取得) メール・電話応対、海外からの来客の応対が可能
・日本商工会議所主催 簿記検定試験 2級(平成○○年△月 合格) ・会計ソフト:Excel、弥生会計、勘定奉行 月次・年次決算、財務諸表の作成などが可能です(実務経験□年)
資格取得を目指して勉強中の場合 ・現在、中小企業診断士取得のため勉強中 試験日が決まっていて合格の見込がある場合 ・平成○○年△月 中小企業診断士取得予定
以上はほんの一例ですが、参考までにいくらか紹介しました。 自動車の運転免許は一般的な資格ですが、営業でも事務でも必要なことが多い資格なので、あれば書いておいて損はないです。また、職務経歴書は書式が自由なので、自分のどんなところをアピールしたいのかを決めて、その点が担当者にきちんと伝わるように書くことが重要です。
記載されている内容は2017年05月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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