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特殊資格を有効活用して優位に立つ|内容や職務経歴書の書き方

書類選考

履歴書と職務経歴書で、記載すべき資格の種類が異なる、ということをご存知ですか?特に、職務経歴書に記載する資格は「特殊資格」と呼ばれ、より専門的で、応募する職種に対して有用なものが良いとされています。特殊資格を上手くアピールして転職活動を有利に進めましょう。

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そもそも特殊資格とは

転職活動をしている方なら、職務経歴書に「特殊資格」のような記載欄があるのを見たことがあるかもしれません。ですが現在、職務経歴書はパソコンで作成する場合が多いため、あまり馴染みのない言葉だ、と感じる方もいるでしょう。 そもそも「特殊資格」とはどんな資格なのでしょうか。そして、普通の資格とはどう違うのでしょう。

「特殊資格」とは、職務経歴書に書くことができて、職務に対する能力を証明するもの

特殊資格は、「特殊技能および資格」の略称です。資格のなかでも、「極めて高い専門性を証明するもの」または「その取得が極めて困難なもの」を指します。これだけだと、何だかものすごく敷居の高い、普通の人にはなかなか取れない資格ばかりのように見えるかもしれません。確かに、合格率10パーセント以下の国家資格は、間違いなく特殊資格です。 ですが、職務経歴書に書ける特殊資格とは、「その職務に対する専門性・知識・技術を証明するもの」です。つまり、希望する職種に直結する資格のことをいいます。したがって、超難易度の資格でなくても、「この職務に対して、私はこれだけの知識・技術を持っています。これだけの仕事ができます。」ということがアピールできるものであれば、特殊資格であるといえます。

特殊資格を職務経歴書に書くことの必要性

なぜ、職務経歴書に特殊資格を書くのか。それは、前述のとおり「私は、これだけの仕事ができる人材です。」ということを採用担当者にアピールするためです。 職務経歴書はいわば、ご自身の「カタログ」のようなものです。「釣書」とたとえられることもあります。いずれも、相手に自分を売り込む、という点では共通ですね。採用担当者は、日々たくさんの応募書類に目をとおします。そのたくさんの書類のなかから、自社にとって有益な人材を見つけなければなりません。「即戦力になるか」「職務に対するやる気・適性があるか」を書類上で判断します。その際、特殊資格として、職種に有用な資格が書いてあると、担当者の目に留まりやすくなります。特殊資格を職務経歴書に効果的に記載することで、書類選考を突破する可能性が高くなるのです。

特殊資格にはどんなものがあるの?

職務経歴書に記載できる特殊資格一覧

「具体的に、特殊資格ってどんなものがあるの?」 以下、その例としていくつかの資格を挙げています。

◆簿記 ◆社会保険労務士 ◆ファイナンシャル・プランニング技能士(FP) ◆電気工事士 ◆ネットワークスペシャリスト ◆宅地建物取引士(宅建) ◆学芸員 ◆フォークリフト運転技能者 ◆潜水士 ◆ピアノ調律技能士

いかがですか?簿記などは割とメジャーな資格ですよね。いかにもスペシャリスト、という感じの資格から、少し変ったものまで紹介しました。これはほんの一例で、他にも「特殊資格」といえるものはまだまだ存在します。では、これらの特殊資格をどのように職務経歴書に書いていけば良いのか。今度は、特殊資格を職務経歴書に書くときに気を付けるべき点や、実際の職務経歴書への書き方の例などを紹介していきます。

特殊資格の書き方

正式名称で書くのが鉄則

これは履歴書でも職務経歴書でも同じですが、大原則として、資格を書くときは必ず正式名称で書きます。 例えば、先ほども例に挙げた「簿記」だと、日商簿記の場合、正式名称で書くと「日本商工会議所主催 簿記検定試験 ○級合格」となります。ただし簿記に関しては、知名度がかなり高いため、最近では「日商簿記」「全経簿記」と、略称で記載することも認められてきています。一方、ファイナンシャル・プランナーの場合では、正式には「ファイナンシャル・プランニング技能士」といい、これに等級がつくので「○級ファイナンシャル・プランニング技能士 取得」という表記になります。 このように正式名称で書くのですが、資格によって「合格」または「取得」と、表記が異なる場合があります。だいたいは、その資格試験を主催する団体のホームページ等で、履歴書や名刺に記載する表記について記述があるので、一度調べてみることをおすすめします。

持っている資格をたくさん書いたほうが有利になる?

これについては、答えは「No」です。できるだけ簡潔に、職務に直結する資格を書くのが良いでしょう。先ほども書きましたが、採用担当者は、日々たくさんの職務経歴書に目をとおします。そんななかで、持っている限りの資格が書かれた職務経歴書を見ても、担当者の目には留まりません。むしろ、せっかくの必要な情報まで見落とされる可能性すらあります。そのうえ担当者に、「まとまりがない」「ごちゃごちゃしている」という印象を与えることになり、マイナスでしかありません。 職務経歴書に書く特殊資格は、できるだけ、応募する職種に直結して役に立つものだけを厳選し、簡潔に書くようにしましょう。

アピールできる資格がない!そんなときは

「応募する職種に関する資格を持っていない場合は、どうすればいいの?」書ける特殊資格を持っていない。だからといって、資格を空欄にするのはNGです。採用担当者は空欄を嫌います。「何も書いていない」=「やる気がない」「向上心がない」という印象を与えるからです。 もし、希望する職種に関する資格を持っていないとしても、あきらめるのはまだ早いです。資格を持っていなくても、これまでの経験や実績から、特殊資格欄を埋めることは十分に可能です。それでも、どうしても書けるものが無い、という場合には、「特になし」の記載を忘れずに入れましょう。資格を持っていないからといって、それが原因で落とされる、ということはないので、無理してまで埋める必要はありません。

「勉強中」でも書いてOK

資格として合格・取得していないとしても、その資格取得のために勉強している、あるいは、すでに試験は受けていて、正式に結果は出ていないけれど、合格する予定だ、という場合には、職務経歴書に書くことができます。 書き方としては、「○○(資格名) 勉強中」や「△△ 合格見込」などと表記します。これにより、担当者に対して「目標に向かって努力している姿勢」「職務に対する意欲」をアピールすることができます。ちなみに、ことばの強さとしては、「勉強中」<「合格(取得)予定」<「合格(取得)見込」の順となります。

特殊資格のアピールの仕方

職務経歴書では、必要な資格のみに絞って簡潔に

先述のとおり、持っている資格をあるだけ書くのはNGです。職務経歴書に、不必要な情報まで書いてしまうのは、採用担当者にとってマイナスの印象を与えます。反対に、必要な情報のみが簡潔にまとめられている職務経歴書は、担当者に「論理的思考力がある」「的確に情報を伝えられる」というアピールができ、好印象です。 したがって、就きたい職種によってどのような資格が役に立つのか、また、どの資格をアピールしたいのか、という点を考え、必要な資格に的を絞って書く必要があります。ここを担当者にアピールしたい!という点を決め、本当に必要な情報のみにまとめて記載しましょう。

資格を持っていなくても、スキルに自信があれば書いてOK

資格は持っていなくても、実務スキルとして十分に使える能力を持っている、という方も少なからずいるでしょう。その場合は、スキルに自信があるのであれば、特殊資格として書くことができます。 例えば、前職でパソコンを日常的に使っており、作業に慣れていれば、「Word・Excel実務で使用可能」と書いてOKです。実務経験があれば、その期間も書いておくと良いでしょう。立派なスキルがあるのに、資格を持っていないからと書かないのはもったいないです。自信があるなら、ぜひアピールしましょう。もしも、特殊資格として書くほどの自信がない、というのであれば、「趣味・特技」として書いても良いです。

応募する仕事に関係ない資格も書いてもいいの?

もし、応募する職種に関する特殊資格を持っている場合は、あえて無関係の資格を書かずに、関係ある資格だけにまとめるのが無難です。応募する職種に関する資格が特に無い、あるいは、その資格が珍しい、取得が難しいものである場合や、趣味に関するものである場合には、書いてみるのも良いです。 というのも、珍しい資格は単純に興味を持たれるかもしれませんし、面接での話題になる可能性があります。また、趣味に関する資格や取得の難しい資格は、「チャレンジ精神」や「ひとつのことを成し遂げる精神力の強さ」をアピールできるからです。ここでも同様に、多すぎる情報は厳禁です。これだけは見てほしい、というものだけに限定し、多くても2種類くらいまでにするのが望ましいです。

特殊資格の説明例文

職務経歴書に特殊資格を書くときには、資格名と併せて、具体的にどのようなことができるのかを補足すると、なお良いです。専門的なソフトやツールを使っていた経験がある場合は、その旨記載します。そうすることで、採用担当者にも伝わりやすくなり、職務に対して必要なスキルをよりアピールできます。 以下、職務経歴書における特殊資格欄の書き方、資格の説明の仕方ついて、例をいくつか紹介します。

≪例1≫語学スキルが求められる職種の場合

・普通自動車運転免許 ・パソコンスキル:Word、Excel、PowerPoint ・英語スキル:TOEIC 700点(平成○○年△月 取得)        メール・電話応対、海外からの来客の応対が可能

≪例2≫経理・会計スキルが求められる場合

・日本商工会議所主催 簿記検定試験 2級(平成○○年△月 合格) ・会計ソフト:Excel、弥生会計、勘定奉行        月次・年次決算、財務諸表の作成などが可能です(実務経験□年)

≪例3≫現在勉強中または取得予定の資格がある場合

資格取得を目指して勉強中の場合 ・現在、中小企業診断士取得のため勉強中 試験日が決まっていて合格の見込がある場合 ・平成○○年△月 中小企業診断士取得予定

以上はほんの一例ですが、参考までにいくらか紹介しました。 自動車の運転免許は一般的な資格ですが、営業でも事務でも必要なことが多い資格なので、あれば書いておいて損はないです。また、職務経歴書は書式が自由なので、自分のどんなところをアピールしたいのかを決めて、その点が担当者にきちんと伝わるように書くことが重要です。

職務経歴書に特殊資格を書いてアピール

職務経歴書は履歴書と違い、きっちりと書式が決まっているものではありません。それ故に、一人ひとりの個性と能力を凝縮することができるものでもあります。特に書類選考においては、自己アピールを最もしやすい書類こそ、職務経歴書だといえます。職務経歴書はご自身の「カタログ」です。カタログに載っている商品というのは、どれも優れて見えますよね。今回取り上げてきた特殊資格を上手く活用して、採用担当者に「最高の自分」をアピールできる、魅力的な職務経歴書を作ってくださいね。

志望動機が内定へのカギ

この応募者、スキルは高いが、志望動機が弱いからすぐに辞めそう」 転職時の採用担当者にとって志望動機は「採用するかしないか」の最後のひと押し。志望動機がしっかりしているかどうかで、合否が大きく変わってきます。 各企業の欲しい人材像に合わせて、自分の持っている動機を合わせるには、企業の文化や採用時の癖を知ることが重要です。そのようなネットでは手に入らない情報を持っているのが「転職エージェント」。転職エージェントは、志望動機や職務経歴書など、各企業へのアピールポイントを教えてくれます。 どの転職エージェントを使えばわからないという人は、Mayonezが口コミから調べた転職エージェントランキングをチェックしましょう!

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