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更新日:2024年09月01日
自分でもわかっているのに他人を頼れず、「助けてほしい」と言えない、、。そんな性格の人のことを「強がり」と言いますが、そのような人はどうして人を頼ることが難しいのでしょうか。「強がり」な人の心理、性格、そんな人に接する時の付き合い方について、ご紹介していきます。
「強がり」とは、周りへ滅多に弱みを見せる事がなく、虚勢を張った態度でいる事です。「虚勢」とは、上辺だけ、見せかけだけの威勢のよさの事で、書いて字の如く「偽物の勢い」という意味です。
「強がり」という言葉の類語として、「片意地を張る」という言葉があります。意味は、他者に決して譲る姿勢を見せず、無理やりにでも自分の意見や意思を押し通そうとする事です。
「強がり」の類語として「気丈に振る舞う」という言葉があり、気丈(きじょう)とは気持ちをしゃんと保つ様子を表します。「気丈に振る舞う」の意味は、本当は辛いのに落ち込んでいないフリをする、そのように振る舞っている様子です。
強がりな人は職場の上司や同僚は勿論の事、親しい友人や家族へ頼る事に対して大変強い苦手意識を持っています。それは「自分が頼ったらこの人を困らせてしまうかもしれない」と、勝手に思い悩んでしまう心理からです。本当は今抱えている仕事を誰かに手伝ってほしい、仕事が辛い気持ちを吐きだしたいと思っています。しかし後一歩の所で「助けて」という言葉が出せず、強がりをして辛さを自分の中に留めてしまうのでしょう。
強がりな人が気丈に振る舞ってしまうのは、意地っ張りな心があるからです。例えば上司や同僚から「大丈夫?」、「無理してない?」と尋ねられても、無意識に片意地を張ってしまいます。後から「どうしてあの時頼らなかったんだろう」と後悔しますが、毎回他者のサポートを撥ね退けてしまうのです。
「自分がこの程度の事を出来ない訳がない」と思い、常に完璧を求めてしまうあまり強がりがちです。他者にも厳しいですが、それ以上に自分に対して厳しい態度を取ろうとし、自分でも知らない内に自分を追いつめています。完璧主義な強がりさんは、失敗する事や自分の理想通りにいかない事が、何よりも大嫌いなのです。自分の中に「これは絶対こうしたいんだ」という譲れない計画があり、それを他者へ委ねる(頼る)=計画崩れを意味するので嫌がります。
強がりな人は常に勝ち負けで物事を考えており、「人に頼る事は自分の負けを認めたようなもの」と思うので、他者を頼れません。意識して勝った負けたで行動しているので、ついつい自分のキャパシティをオーバーしがちです。強がりな人がキャパオーバーでも無理を続けてしまうのは、自分が負けてしまう事をプライドが許さないからです。
記載されている内容は2017年05月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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