
更新日:2023年02月12日
ステレオタイプとは多くの人に浸透している固定観念や先入観、思い込み、認識などの類型化された観念のことを指します。ここでは、日常的に見られるステレオタイプの具体例や偏見・差別との違いを紹介します。また、マイナスイメージのステレオタイプにおけるメリットも紹介します
ステレオタイプとは多くの人に浸透している固定観念や先入観、思い込み、認識などの類型化された観念のことを指します。 ステレオタイプとは、この言葉を聞けばこれをイメージすると言った常套的な形式を指し、ある種刷り込みされた情報・考え方とも言えます。ただし、ステレオタイプは科学的根拠に基づくものではなく社会や集団の生活の中で知らず知らずに身についていく考え方と言えます。
ステレオと聞くとステレオ・モノラルというサウンドについてなじみがあるかもしれませんがステレオタイプの語源は印刷用語です。その語源はステロ版(鉛版)印刷術から来ています。判で押す印刷版をステロタイプと呼び、そこから判で押したような同じ考え方というステレオタイプという言葉に用いられるようになりました。
ステレオタイプの代表的なものとして血液型があります。科学的な根拠ではなく、血液型を聞くとそういう性格と決めつけてしまうことがステレオタイプとなります。血液型によるステレオタイプの例は下記のとおりです。 A型…几帳面、まじめ B型…マイペース、楽観的 O型…現実的、野心家 AB型…特殊、天才肌
「男だから~」「女だから~」という勝手な認識がステレオタイプとなります。性別によるステレオタイプの例は下記のとおりです。 男性…たくましい、小さいことをきにしない、素直 女性…料理ができる、やさしい、気が利く、おしゃべり、悪口が好き
生まれ育った地域におけるステレオタイプも存在します。沖縄生まれの人はおおらかな人が多いといったものです。
人種におけるステレオタイプもあります。たとえば、日本人なら背が低く肌が黄色い黒縁めがねをかけた男性で、ぴっちりとした七三分けにしスーツを着ているというものがステレオタイプです。昔の欧米の映画に登場する日本人はそのような風貌が多く使用されていました。
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