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履歴書への「契約満了・契約満了予定」の書き方と例文・与える印象

更新日:2024年10月30日

書類選考・ES

契約社員や派遣社員として働く方は、契約期間が終わると契約満了で退職することになります。契約満了になると、次の就職先を探しますね。そのとき履歴書にはどう書いたらいいのでしょう?履歴書に書く退職の理由は?今回はこの契約満了で辞めた方の履歴書について解説してみます。

ここでひとつの例を挙げてみます。 派遣社員として勤めているAさんが、契約した雇用期間である3月31日で現在の派遣先を辞め、新たに正社員として働こうと就職活動をします。Aさんは履歴書に、雇用契約書にあるとおり、「3月31日で契約終了のため退職予定」と書きました。 幸いも、離職前にいくつか応募した中から内定をもらうことができました。 ところが雇用期間が終了する3週間前に、派遣会社の担当者から「更に6か月更新しないか。その次も更新できる」と打診されました。真面目にコツコツと勤めてきたことが認められ、時給も100円アップと言われました。 こうなると、内定をもらった会社よりも給料は多くなります。慣れた仕事で、今の職場は快適です。正社員は魅力的でしたが、給料はあまり良くなく、勤務場所も今より通勤が大変なところです。 Aさんは悩んだ結果、派遣の仕事を更新することにしました。電話で内定を辞退したいと伝えると、「3月31日に退職すると言っていたから採用内定したのに」と言われ、制服や社員証を用意していたのに、とさんざん文句を言われてしまいました。 このようなケースは、最初に派遣会社に契約の更新の有無を確認していたら避けられたことです。派遣会社も更新しないと決めた人に、時給アップの話はしません。契約社員は派遣社員として働いている方は、契約満了で退職すると決めたら、なるべく早く雇用主にその意思を伝えましょう。

契約満了する「退職予定」を書いておくと内定後の連絡がスムーズになる

契約満了で退職することが決定していて、新たな職場で採用が決まっている場合、最初に履歴書に「退職予定」と書いておくと、その後の連絡がスムーズになります。 採用側もまだ退職していないことを承知しているので、何か連絡する必要があるときでも、お昼休みや勤務時間終了後に電話するか、、郵送で連絡するという方法がとれます。可能であれば、履歴書に連絡可能な時間帯を書いておくといいでしょう。

履歴書に書く「契約満了」はきちんと勤め上げた証

契約満了が近づいてくると、履歴書と向き合い、新たな就職活動をすることになります。採用側にとって契約満了で辞める人は、「契約期間を守って業務を全うした人」です。履歴書でも契約満了で辞めることは堂々とアピールしてください。面接に進んだ場合でも、どのような仕事をしてどのように貢献できたか、自己PRとして使えます。 通常の雇用期間を定めない正社員などが退職する場合は、引き継ぎが延長したり後任が決まらないなどの理由で、退職日が決まらないことがあります。その点、契約社員や派遣社員のように、契約期間が決まっていて契約満了で辞める場合は、退職日もあらかじめわかっています。履歴書にも退職日を記載しやすいので、人材確保を急いでいる企業の募集には有利といえます。 このような契約満了でのメリットを生かして、契約期間の終了が近づいてきたら、ぜひ履歴書で培ったスキルをアピールしてみてください。 履歴書の書き方で不安な部分がある方は、新卒エージェントに相談してみましょう。面接対策はもちろんのこと、履歴書の添削などさまざまなサポートを受けることができます。

初回公開日:2017年04月26日

記載されている内容は2017年04月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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