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「ご心配ありがとうございます」の使い方とマナー|類似表現の例文

更新日:2024年03月14日

敬語表現

ビジネスで色々な方とコミュニケーションを取る中で「ご心配ありがとうございます」と伝えたいシーンは度々ありますよね。こちらでは目上の方にも使える「ご心配ありがとうございます」の敬語表現や押さえておきたい類似表現などについてご紹介します。

間違った敬語の使い方をしていると相手を不愉快な気持ちにさせてしまう事があります。 敬語の使い方を基礎から学びたい方にオススメです!

いつ使う挨拶か

「ご心配ありがとうございます」は相手の方が心配してくれたことに対する感謝なので、心配してくれたそのタイミングや、相手の方が心配してくれた事柄が解決してから使うのが良いです。具体的な事例をいくつか挙げますが、もちろん他にも使うシーンが多々ありますので、上記の類似表現と使い分けながら素直に感謝の気持ちを伝えましょう。

体調への心配

風邪気味だったり花粉症だったり、食あたりしていたりなど、少し体調が優れない時がありますよね。顔色が悪かったり席を外しがちだったりして、同僚や上司に心配いただいた時には、素直に「ご心配ありがとうございます」とお礼を言えると素敵です。さらに、今の体調について一言加えると相手も現状がわかって安心します。

時間への心配

業務に関わる時間の場合、こちらの都合を優先することはなかなかできませんし、仕事や会議、残業を断ることは難しいですよね。たとえば、就業時間が終わる間際に仕事を頼まれたり、残業時間が長くなったり、打ち合わせが長引いて電車の時間がギリギリになってしまうなどの事態は多々発生します。そんな場面で、上司や周囲の方が少しでも時間を気に掛けて心配してくれた時には、「ご心配ありがとうございます」という感謝の気持ちを言葉にしましょう。社会人だからこそ、ちゃんとお礼を言える余裕を持ちたいところです。

事故への心配

交通機関の事故に巻き込まれてしまった、停電にあった、地震や水災などの天災に見舞われたなど、何らかの事故に遭った時に心配いただいた際にも、「ご心配ありがとうございます」という気持ちを丁寧に伝えたいもの。緊急時でその時に言えなかった場合は、落ち着いてからでも良いのでお礼を言えるとスマートです。お礼に添えて、自分の状況などを差支えない範囲で伝え、業務への影響有無などを説明できると、相手はより安心します。

「ご心配ありがとうございます」を使う時のマナー

相手へのお礼伝える時に使う「ご心配ありがとうございます」ですが、使い方によっては感謝の気持ちが伝わらないこともあるので少し注意が必要です。こちらでは、より適切に感謝の気持ちを伝えられる「ご心配ありがとうございます」の使い方のポイントをいくつかご紹介します。

「ご心配ありがとうございます」だけで終わらない

相手の心配に対して「ご心配ありがとうございます」の一言だけだと、ちょっと突き放しているような、その話題について拒絶しているような印象を与えます。相手が心配してくれた事柄について、現状を報告したり、心配を和らげられるような説明をしたりなど、心配事に付いて何らかのコメントを付けると良いです。

コミュニケーションの基本を押さえる

当たり前のことではありますが、人と人とのコミュニケーションですので、その基本を必ず押さえましょう。具体的には、作業中の手を止める、相手に体を向けて目を見て話す、笑顔でお礼を言うことです。言葉や表現はあくまでもツールであり、それだけで感謝の気持ちを伝えることはできません。一人前の社会人であれば、時間的にも気持ち的にも余裕がなかったとしても、丁寧なコミュニケーションを心掛けたいですね。

正しい言葉遣い、マナーで感謝を伝えましょう

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初回公開日:2017年04月28日

記載されている内容は2017年04月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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