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「ご心配ありがとうございます」の使い方とマナー|類似表現の例文

初回公開日:2017年04月27日

更新日:2020年05月28日

記載されている内容は2017年04月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の使い方

ビジネスで色々な方とコミュニケーションを取る中で「ご心配ありがとうございます」と伝えたいシーンは度々ありますよね。こちらでは目上の方にも使える「ご心配ありがとうございます」の敬語表現や押さえておきたい類似表現などについてご紹介します。

「ご心配ありがとうございます」の意味は?

「ご心配ありがとうございます」という表現ですが、どのような意味で、どのようなシーンで使うのでしょうか。他にもいくつか似た表現があって使い分けが難しいところ。それらと区別するためにも、まず「ご心配ありがとうございます」の意味を紹介します。

相手の心配に対する感謝を伝える

「ご心配ありがとうございます」は、相手の方の心配に対する感謝の意味になります。そのため、「ご心配ありがとうございます」というフレーズは、相手の方に何かしらの心配をしてもらった時に、その相手の方が心配してくれたことに対するお礼や感謝の気持ちを伝える時に使う表現です。心配してもらった際、咄嗟に「ご心配ありがとうございます」などの相手の気持ちに対するお礼の言葉が出ると、その後の人間関係も円滑になるのでぜひ押さえておきましょう。

「ご心配ありがとうございます」の敬語表現

敬語表現は「ご心配いただきありがとうございます」

「ご心配ありがとうございます」の敬語表現は「ご心配いただきありがとうございます」です。似た表現として、「お気遣いいただきありがとうございます」、「お心遣いいただきありがとうございます」、「ご配慮いただきありがとうございます」、「ご心配お掛けして申し訳ありません」があります。「ご心配いただきありがとうございます」と他の表現を正しく使い分けるためにも、それぞれについての意味や使い方を簡単にご紹介します。

類似表現1「お気遣いいただきありがとうございます」

「気遣い」はあれこれと気を遣う、神経を使うことを指します。たとえば、メールに「お世話になっております」、「お忙しいところ」などのフレーズを付け加えたり、面談時にお茶を出したりコート掛けを準備したりするなどが「気遣い」にあたります。そのような最低限とも言えるビジネスマナーに対するお礼、感謝の気持ちを伝える時に「お気遣いいただきありがとうございます」を使うと良いです。 「気遣い」には心配の要素も含まれますが、多くの場合はビジネスシーンにおける上述のような「気遣い」を指しますので、「ご心配ありがとうございます」を使ってしまうとちょっとニュアンスが異なってしまいます。

類似表現2「お心遣いいただきありがとうございます」

「心遣い」は「気遣い」よりも広範囲の心遣い、思いやりを指します。たとえば、メールに「(寒い日が続いておりますので)ご自愛ください」、「(当日は天候が悪い予報ですので)お足元にお気を付けください」などのフレーズを入れたり、面談時に空調が適当か聞いたり、雨の日ならタオルを用意したりするなど、相手のことを想像して心をはたらかせるものが「心遣い」にあたります。そのようなビジネスマナーの枠にはまらない、相手への思いやりに対するお礼、感謝の気持ちを伝える時に「お心遣いいただきありがとうございます」を使います。 「心遣い」には心配以上に思いやりの気持ちが強いので、相手の方の思いやりに対しては「ご心配ありがとうございます」より「お心遣い」を使った方が適切です。

類似表現3「ご配慮いただきありがとうございます」

「配慮」は「心遣い」とかなり似ており、心配りを含めた気遣いを指します。通常の気遣いに加えてより心を掛けてもらったり、興味を持ってもらったり、思いを巡らせて気を回してもらった時に「ご配慮いただきありがとうございます」を使うと、相手への感謝の気持ちを丁寧に伝えることができます。 「配慮」には心配の気持ちもありますが、気持ちに加えて何か具体的に調整してくれたり、取り計らってくれたりすることも含まれています。そのため、「配慮」いただいた場面では「ご心配ありがとうございます」よりも「ご配慮いただきありがとうございます」という表現を用いた方がより感謝の気持ちが伝わるので、こちらの表現も押さえておきたいです。

類似表現4「ご心配お掛けして申し訳ありません」

こちらは「申し訳ありません」とある通り、謝罪の気持ちを表現する文になります。相手の方が心配し、業務に支障が出る恐れがあったなど、業務上かなり気を揉むような事態を招いていた場合、心配に対する感謝よりも謝罪が必要な場面で使用します。また、相手が心配したことで何かしらの迷惑が掛かった場合などでも謝罪が必要です。 「心配」に対して感謝する前に、こちらが心配を掛けてしまったことで謝罪しなければいけないような事象が起こっていた、起こりえた時に使うのが適切ですね。

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いつ使う挨拶か

「ご心配ありがとうございます」は相手の方が心配してくれたことに対する感謝なので、心配してくれたそのタイミングや、相手の方が心配してくれた事柄が解決してから使うのが良いです。具体的な事例をいくつか挙げますが、もちろん他にも使うシーンが多々ありますので、上記の類似表現と使い分けながら素直に感謝の気持ちを伝えましょう。

体調への心配

風邪気味だったり花粉症だったり、食あたりしていたりなど、少し体調が優れない時がありますよね。顔色が悪かったり席を外しがちだったりして、同僚や上司に心配いただいた時には、素直に「ご心配ありがとうございます」とお礼を言えると素敵です。さらに、今の体調について一言加えると相手も現状がわかって安心します。

時間への心配

業務に関わる時間の場合、こちらの都合を優先することはなかなかできませんし、仕事や会議、残業を断ることは難しいですよね。たとえば、就業時間が終わる間際に仕事を頼まれたり、残業時間が長くなったり、打ち合わせが長引いて電車の時間がギリギリになってしまうなどの事態は多々発生します。そんな場面で、上司や周囲の方が少しでも時間を気に掛けて心配してくれた時には、「ご心配ありがとうございます」という感謝の気持ちを言葉にしましょう。社会人だからこそ、ちゃんとお礼を言える余裕を持ちたいところです。

事故への心配

交通機関の事故に巻き込まれてしまった、停電にあった、地震や水災などの天災に見舞われたなど、何らかの事故に遭った時に心配いただいた際にも、「ご心配ありがとうございます」という気持ちを丁寧に伝えたいもの。緊急時でその時に言えなかった場合は、落ち着いてからでも良いのでお礼を言えるとスマートです。お礼に添えて、自分の状況などを差支えない範囲で伝え、業務への影響有無などを説明できると、相手はより安心します。

「ご心配ありがとうございます」を使う時のマナー

相手へのお礼伝える時に使う「ご心配ありがとうございます」ですが、使い方によっては感謝の気持ちが伝わらないこともあるので少し注意が必要です。こちらでは、より適切に感謝の気持ちを伝えられる「ご心配ありがとうございます」の使い方のポイントをいくつかご紹介します。

「ご心配ありがとうございます」だけで終わらない

相手の心配に対して「ご心配ありがとうございます」の一言だけだと、ちょっと突き放しているような、その話題について拒絶しているような印象を与えます。相手が心配してくれた事柄について、現状を報告したり、心配を和らげられるような説明をしたりなど、心配事に付いて何らかのコメントを付けると良いです。

コミュニケーションの基本を押さえる

当たり前のことではありますが、人と人とのコミュニケーションですので、その基本を必ず押さえましょう。具体的には、作業中の手を止める、相手に体を向けて目を見て話す、笑顔でお礼を言うことです。言葉や表現はあくまでもツールであり、それだけで感謝の気持ちを伝えることはできません。一人前の社会人であれば、時間的にも気持ち的にも余裕がなかったとしても、丁寧なコミュニケーションを心掛けたいですね。

正しい言葉遣い、マナーで感謝を伝えましょう

いかがでしたでしょうか。「ご心配ありがとうございます」の一言ではありますが、相手からいただいた心配への感謝は、常に丁寧に伝えたいところ。職場での円滑な人間関係を築くためにも、正しい敬語を使うのはもちろんですが、社会人として余裕のある姿勢でお礼を言えるマナーを身につけましょう。

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