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「誘導尋問」の意味と5つのやり方|誘導尋問が使われる場面

更新日:2024年10月17日

雑学・歴史

誘導尋問と聞くと、なんだかミステリードラマの刑事が使うような高等なテクニックに聞こえるかもしれません。しかし実は、意識的にせよ無意識的にせよ私たちは誘導尋問を使っていることもあります。悪用厳禁ですが、ビジネスの場でも活用できれば心強い味方になります。

誘導尋問とは

誘導尋問とは、質問者が相手の口から引き出したい答えを得る、または「こう言わせたい」ということがある時に用いる手段のことを言います。 誘導尋問と聞くと、堅苦しいイメージを持ってしまいますが、実は普段の生活の中で良く使われている話法です。 人は何か目的を持って会話する時、単純に相手に問いかけ話を進めるのではなく、少し工夫をし、自分の求めている答えを相手に言ってもらえるように、確率を上げようとします。

裁判における誘導尋問

裁判における誘導尋問は、使用が禁止されています。禁止されるほどまでに強力な効果が得られるということです。 強力な効果が得られるので誘導尋問は悪用厳禁ですが、上手に活用することで自分の欲しかった答えまで無駄なく導いてくれるでしょう。 相手から引き出したいと思うことがあれば、考えなしに質問するのは得策とは言えません。誘導尋問を賢く利用して、自分の知識となれば会話や交渉のテクニックが磨かれるでしょう。

誘導尋問・5つの方法

誘導尋問をするには5つの方法があります。悪用することは考えず、本当に必要な場合にのみ使用しましょう。 使い方は普段の会話と同じように、感づかれないくらいに自然な流れで使用すると良いでしょう。

方法1:普段通りの接し方をする

方法その1は、普段通りの接し方をすることです。この方法は、日常で使われる誘導尋問の方法の中で、最も多く使われていることでしょう。 例えば、ある男性が女性をデートに誘いたいとします。OKと言ってもらいたい場合は次のように使われます。 「食事に行くなら、木曜日と金曜日どっちがいい?」と問いかけます。このように問いかけると、デートに行くか行かないかという聞き方ではなく、行くことを大前提とした質問になります。

方法2:簡単な質問から始める

方法その2は、簡単な質問から始めることです。「~ですよね?」というソフトな断言が入っている話し方は、ミステリードラマなどでもよく耳にするくらいよく使われています。 しかし、使いやすいからと乱用しすぎると、相手に鬱陶しく押し付けがましい印象を与えるため、使うタイミングや頻度に気を付けなければ、本当の効果を発揮しません。 タイミングよく使うことができれば、相手から自分が望んだ答えを引き出すことができます。

方法3:カマをかける

方法その3は、カマをかけることです。卑怯な手段とも言えますが効果はとても大きいです。 例えば恋人の浮気を疑っていたとします。そんな時は漠然と「私に隠していることあるでしょ」と言います。 単純な人なら、全部ばれてしまったと思い込み、相手の方から勝手に話し始めることもあるでしょう。 「何のこと」と、とぼける人もいますが「○○しているところを友人が見た」など、根気よく言葉をぶつけることで相手が折れたりします。

方法4:5W1Hを使って矛盾を見つける

方法その4は、5W1Hを使って矛盾を見つけることです。いくつかの質問のして、矛盾が生じている部分を探し出しましょう。 「いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように」という、ビジネス用語でも使われることがある、5W1Hの質問方法を用いて質問するのがポイントです。 最終的な目的が相手から話を聞き出すことであれば、「どうしてなの」「そのあとは何をしたの」といった問いかけで、相手に質問をしてみましょう。

方法5:相手に肯定的な態度で聞き出す

方法その5は、相手に肯定的な態度で聞き出すことです。相手にとって話しやすい環境を作るのが、この方法のポイントです。 相手がプレッシャーに弱く、恐怖や不安を覚えると口を閉ざしてしまうタイプの人だったとしたら、相手にプレッシャーを与えにくく、表面上は和やかに見える、この方法が適していると言えるでしょう。 リラックスしたムードで質問を続けましょう。すると、聞きたかった答えを自然と相手が話し始めるでしょう。

誘導尋問が使われる場面

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初回公開日:2017年04月11日

記載されている内容は2017年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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