履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
更新日:2024年06月21日
就職活動に履歴書は欠かせません。履歴書の出来次第で次の選考に残れるかどうかが決まってしまうので、なるべく良い印象を与えたいものですよね。何も書けそうにないときは空欄にしますか?空欄があったらどう思われるでしょうか?今回はこの履歴書の空欄に注目してみました。
資格を持っていない人はいても、趣味・特技がない人はいないでしょう。もちろん、履歴書に書くにふさわしい趣味・特技がありますので、たとえば「趣味 昼寝」のような書き方は好ましくありません。特技というと物凄い実力がないと書けないのかな、と心配する方もいるかもしれませんが、特技というのは、周囲の人より少し上手に出来ること、という程度でいいのです。昔から字が綺麗だと褒められる、早起きが得意なので遅刻したことがない、どんな人とも笑顔で接することができる、のような、人柄をイメージできるような特技が履歴書においては好ましいものです。 もし学生時代に何かの大会で入賞したような経験があれば、ぜひアピールしてください。この趣味・特技欄で多いのが「読書」や「映画鑑賞」ですが、真実であればいいのですが、苦し紛れに無難だと思って書いてしまうと、面接で「最近はどんな本を読みましたか?」といった質問をされることがありますので要注意です。
自己PRで悩む人は多いと思いますが、ここはもっとも採用者側が見るところです。ここが空欄だと、面接で会ってみたい、と思わせることができません。自分という人間の良いところをぜひ書いてみてください。介護職を目指す方なら、「困っている高齢者がいたら必ず声を書けるようにしています」と書くと印象がよくなります。引っ込み思案で上手くアピールができない、という方はむしろこの自己PR欄はチャンスです。「縁の下の力持ちとして周囲の人を支えることが好きです。地道な努力を惜しまず、帰宅後もよりよい方法はないか、つねにインターネットで調べて○○についての情報をまとめています」のように書くと、地味な存在ながらも努力してくれる人と思ってもらえるでしょう。 転職される方は、今までの仕事での実績や培った能力などをアピールするチャンスです。就職活動は他の応募者との競争になりますので、ありきたりではない、自分らしい個性を出してください。なんとなく勤めていただけだから、と自己PR欄を空欄にしてしまっては、もったいないです。誰かの役に立てた、ここが上手だと言われた、などの経験を具体的に書いて、どんな仕事をしてきたのか、相手に伝わるように書いてください。
志望動機はとても重要な欄です。選考する人は誰もがこの欄に注目していると思ってください。なぜその会社を選んだのか?その会社で何をしたいのか?どう貢献できるのか?志望動機によって、使えそうな人材だな、と思われるかもしれないし、これはちょっと、と思われるかもしれません。たとえ本音が「給料がいいから」「通勤が近くて楽だから」でも、このようなことは書いてはいけません。自分の能力をどう生かしてどんな仕事をしたいか、どう役立てるのか、大切なのはここです。自分が楽をしたいから、ではありません。 志望動機を空欄にするということは、志望動機がない、という意味になってしまいます。ここを空欄にして合格はないと思ってください。志望動機で見られるのは「意気込み」です。何を書いたらいいのかわからない、という方は、その会社のホームページを見てみると参考になるでしょう。会社がどんな活動をして、どんな製品を作って、なにに取り組んでいるのかがわかります。そこからあなたの志望動機が見えてくるはずです。
空欄に斜線を引くとき、右を上にしますか?左を上にしますか?正解は、右が上、左が下です。公的文書などは記載がない項目には「Z型」に斜線を入れることがあります。これを参考にして、斜線は右が上で左が下、と覚えておきましょう。空白の項目に斜線を引くのは、勝手に記入されるのを防ぐためです。斜線があるということは、何も記載がない、という意味ですので、その項目になにも記載することがないのであれば、斜線を引くことは間違ってはいません。
履歴書において空欄があるということは、基本的には良くないことです。しかしどうしても空欄になってしまう場合は、斜線を引いてもかまいません。履歴書では空欄は空欄のままにする方法と、斜線を引く、特になし、と書く、といった方法があります。いずれの場合でも一般的に使われているので、特に指示がなければ、消し方によるきまりはありません。
履歴書は基本的には空欄は作らない、とお話してきました。しかしどうしても空欄になってしまう場合もあるかもしれません。そのようなときは、空欄のままか、斜線を引くのが一般的ですが、「特になし」と記載する人もいます。 ここで考えたいのは、本当に「特になし」でいいのか?ということです。たとえば一般的に販売されている履歴書では「本人希望欄」があります。ここに希望する勤務時間や給料などを書くこともありますが、おそらく希望を書かない人のほうが多いでしょう。入社する前からあれこれ希望を書くのはためらわれるからです。そこまで考えるのであれば、本人希望欄は「御社の規定に従います」と書くようにしましょう。「特になし」よりずっと印象がよくなります。
履歴書は自分をアピールするためのものです。ほとんど何も書かずに提出しても、相手に自分という人間を伝えることができません。自分で書いてみて、履歴書の空欄が目立って白いな、と思ったら、もう少し内容を掘り下げて書いてみましょう。商品を買うときでも、値札だけついているものより、詳しい説明が書いてあるほうがいいですよね。会社はあなたの労働力を買う価値があるのかどうかを見極めようとしているのです。ぜひ自分の魅力を余すところなく書いてアピールしてください。
記載されている内容は2017年04月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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