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引用文献の書き方・参考文献との違い・スタイル別の記載方法

更新日：2024年09月25日

引用文献の必要性と、記載に関するルール２点と日本とアメリカの著作権法の違いも示し、引用文献の基礎をお話しました。その上で、心理学研究の実例を示すと共に、引用文書検索に役立つ、情報データベース２サイトと、Microsoft Wordの機能についてもお話しました。

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論文・レポート作成の際には、自身の研究を裏付ける引用文献が重要になる場合が多々見受けられます。その手助けとなるサービスを紹介します。 1.国立研究開発法人　科学技術振興機構　J-GLOBAL　科学技術総合リンクセンター科学技術振興機構が運営する研究者情報、文献情報、特許情報などの総合的学術情報データベースです。全ての情報が無料で公開されており、文献検索結果にて、引用文献記載に必要な項目（資料名　巻　号　ページ　発行年）が表示されるので、引用文献記載に役立ちます。 http://jglobal.jst.go.jp/

J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター

2.富士通系　株式会社ジー・サーチが運営するJDreamⅢ JDreamⅢは、富士通系の株式会社ジー・サーチが運営している科学技術や薬学関係の国内外の文献情報が検索できる日本最大級の科学技術文献データベースサービスです。ただし、こちらは有料で、料金体系引用文献利用頻度に合わせては、固定プランと、従量料金プランがあります。ビジネスなどでの引用文献利用には便利かもしれません。 http://jdream3.com/

JDreamⅢ 科学技術文献情報データベースサービス

Microsoft Wordでの引用文献記載機能

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レポート作成、論文作成に欠かせない、Microsoft Word。Word機能には、引用文献を追加する機能が付随しており、知っておけばミスを抑えて効率的に文書作成ができるでしょう。　Word を使用して、文書内の引用文献を追加および管理します。リファレンスツールを使用すると、時間を節約して一般的なミスを回避できます。これらのツールでは資料文献も保存されるため、コンテンツ内にすばやく引用文献を追加できます。文書が完成してから引用文献を挿入する場合、プレースホルダーを追加することもできます。（適用対象はWord2016　Word2013）（Microsoft HPより：https://support.office.com/ja-jp/article/%E5%BC%95%E7%94%A8%E6%96%87%E7%8C%AE%E3%82%92%E6%8C%BF%E5%85%A5%E3%81%99%E3%82%8B-4003124f-c043-4ef7-8b7d-01604a778d8b , 2017/4/10時点）使い方 1.新しい資料文献から引用文献を挿入する 1-1.引用文献を挿入する場所にカーソルを置いて、[参照資料] をクリックします。　1-2. [スタイル] ドロップダウンメニューを表示して、参照する引用文献のスタイルを選　　　択します。既定のスタイルは、APA です。　1-3. [引用文献の挿入]、[新しい資料文献の追加] の順にクリックします。　1-4. [資料文献の作成] ダイアログボックスで、[資料文献の種類] を選択して、必要な　　　　フィールドを入力します。　1-5. [タグ名] フィールドをクリックして、引用文献に一意の識別子を指定します。この　　　操作を行うと、文書全体で引用文献を再利用できます。　1-6. [OK] をクリックして、引用文献を完了します。これにより、カーソルがある文字列　　　内に引用文献が作成されます。 2.以前に使用した資料文献から追加の引用文献を追加する　2-1.引用文献を挿入する場所にカーソルを置いて、[参照資料]、[引用文献の挿入] の順　　にクリックします。　2-2.[作成者] または [タグ名] で引用文献を検索して、引用文献を選択します。（Microsoft HPより：https://support.office.com/ja-jp/article/%E5%BC%95%E7%94%A8%E6%96%87%E7%8C%AE%E3%82%92%E6%8C%BF%E5%85%A5%E3%81%99%E3%82%8B-4003124f-c043-4ef7-8b7d-01604a778d8b , 2017/4/10時点）

文献を引用する大切さ

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学生時代に「論拠のないレポートは０点」「書き手の独創的な考えが掛かれていないレポートも０点」と、教授に指摘された方も多いと思います。ともすると、「自分の考えだから、他人の文献を引用することはできない」なんて勘違いをしていた時期もあったかもしれません。読み手からすると、「引用文献がないレポートなりは、論拠のない勝手な思い込みを書いているに過ぎない」と思われてしまうかもしれません。つまり、自分の意見や研究結果の信用性を高める意味でも、正しい引用文献の記載は重要な要素なのです。その点が欠落していると、学生時代ならまだしも、将来、研究者になっても、企業の一員となっても、折角よいアイディアを持ちながら、期待外れなどと謗られる羽目になってしまいます。ですので、引用文献記載の作法を習得して、自身の意見や研究成果に自信をもって発表できるようなっていただければと思います。