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「いただけると幸いです」の意味と使い方|ビジネスメールでの例文

初回公開日:2017年03月31日

更新日:2019年04月01日

記載されている内容は2017年03月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

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日常的に見聞きする「いただけると幸いです」という言葉。何気なく使っていたけど、「いただけると幸いです」は敬語表現?ビジネスシーンやメールで使うときは?目上の人に対して使用する場合の注意点等。本稿では「いただけると幸いです」という言葉について書きました。

「いただけると幸いです」の意味と使い方

日常会話でよく「いただけると幸いです」という表現を見聞きすることがありますよね。「してください」を丁寧な敬語表現にしたものとして何気なく使っていますが、この言葉の正しい意味はなんなのでしょうか。意味と使い方をまとめてみました。

いただく+幸いです=いただけると幸いです

簡単に言えば「いただく」と「幸い」を足して丁寧な敬語表現へと変換した言葉が「頂けると幸いです」になります。「いただく」にはくれる、もらうという意味があります。ここでの「いただく」は謙譲語になりますので、もらうを謙譲語にしたものが「いただく」という形になります。 「幸いです」はお願いの意味で使用しています。相手がそれをしてくれたら嬉しい、ということですね。相手に贈り物をした際にも使用しますので、相手の役に立つことを期待する気持ちを表現することもあります今回の場合ですと、「お願い」という意味合いが当てはまります。 これらの2つの意味を足すことによって「いただけると幸いです」になりますので、ざっくりといえば「してくれると嬉しいです」といった意味を敬語表現にしたもの、ということになります。

使うときは相手に丁寧にお願いをするとき

「いただけると幸いです」を使用するタイミングは相手に物事を丁寧にお願いするときになります。丁寧な表現なら「いただきたく思います」だけでも敬語表現になっていますので、問題ないのですが、「幸いです」をつけることによって、より丁寧な敬語表現として使用することができます。 また、「幸いです」が枕詞になりますので、相手に良い印象を与える表現にもなります。下記で説明をしますが、なんでもかんでも丁寧語にしようとして「幸いです」をつければいいわけではないので、注意する必要があります。

ビジネスシーンやメールで使う際の注意と例文

「いただけると幸いです」の意味が分かったところで、基本的にはビジネスシーンで使われることの多いこの表現ですが、ビジネスシーンですと「幸いです」という言葉も変えて「幸甚(こうじん)です」という表現をすることもあります。まずは、この違いについて紹介します。

「幸いです」と「幸甚です」の違い

「幸いです」は上記で説明した通りの嬉しいという意味になりますので、「幸甚(こうじん)」についての説明をしていきたいと思います。 しかし、この幸甚という言葉はなかなか見ませんよね。日常的にはまず使うことがありませんので、ビジネスシーンなどのお堅い場面で使うことが多い言葉になります。意味は「幸い」をより丁寧にしたものになり、訓読みをすると「甚だ幸せ」という意味になります。砕いていうならば「非常にありがたい」や「この上もない幸せ」という感じですね。 ここまでくると丁寧にしすぎている感もありますので、基本的にはかなり目上の方に対してでない限りは「幸甚」ではなく、「幸いです」で問題ありません。

「幸いです」はあいまいな表現になることも

「いただけると幸いです」という言葉はとても丁寧ですし、良い印象を与える言葉でもあります。しかし、場合によっては「幸いです」がとてもあいまいな表現に見えてしまうことがあります。 例えば、必ず連絡がほしい場合に「ご連絡いただければ幸いです。」と言ってしまうとすこし言葉が弱いですよね。ビジネスメールは意味を正しく伝える必要がありますので、丁寧な言葉遣いをしようとしすぎてこのような言い方をしてしまっていては本末転倒です。こういった、必ず連絡がほしい場合には「ご連絡お願い申し上げます。」といった表現にするほうが良いです。 こういった、必ず何かをしてほしい場合等は「幸いです」という表現をするべきではありませんので注意しましょう。

何が幸いかわからない場合も

曖昧な表現になってしまうと記載しましたがこれには理由が他にもあり、とりあえずつけておけば丁寧だろう、といった具合に軽率に「幸いです」をつけてしまうと、「なにが幸いなんだ?」と思われてしまうことがあります。あくまでも「幸い」を付ける場合は「相手に依頼をする場合」か「贈り物をした場合」です。つければ丁寧な敬語表現に早変わりする便利な言葉ではないことを覚えておきましょう。

「いただけると幸いです」の例文

「していただけると幸いです」はあいまいな表現になってしまうので、使うタイミングが限られることがわかりました。ここではそれを踏まえたうえでの実例文をいくつか紹介していきます。 ・ご連絡いただけると幸いです。 ・お目通しいただければ幸いです。 ・お忙しいところ恐れ入りますが、ご都合の程をお知らせいただけると幸いです。 ・お忙しいところ恐れ入りますが、○日までにご連絡いただけると幸いです。 といったような、ソフトにお願いする場合の表現として「いただけると幸いです」を使用するのが良いでしょう。また、必ず相手からの返事が欲しい場合や、日時を指定してお願いをする場合は以下のような表現をします。 ・ご連絡していただきたく存じます。 ・お目通しいただくようお願い申し上げます。 ・お忙しいところ恐れイイりますが、ご都合の程をお知らせお願い申し上げます。 「いただけると幸いです」はとても丁寧な表現ですが、あくまでもソフトにお願いする表現ですので、きっちりと使い分けるようにしましょう。

目上の人に対しての「いただけると幸いです」

上記でも説明しましたが、目上の人に対しての「いただけると幸いです」に当たる言葉は「いただけると幸甚です」といった表現になります。意味は説明した通り、幸せをより丁寧に表現したものとなります。少し上の上司にあたる人や取引先の方なら「幸甚」なんて表現をせず、「幸いです」で問題ありません。使う際にはよほどのことがあった場合や、かなり目上の方に使うのが望ましいですね。 しかし、この「幸甚」という言葉は「この植えない幸せ」や「非常にありがたい」という意味があることを説明しました。よって、1つのビジネスメールに頻繁に使っても良い言葉ではありません。この上ない幸せが1回にいくつもあるのはおかしな話ですし、使う際には1か所程度にとどめて使用する必要があります。あまりにも使いすぎるとお堅い表現でもありますので、相手によそよそしい印象を与えてしまいますし、大げさであったり「くどい」印象を与えてしまいます。 せっかく丁寧な表現を心がけて使用しているのにもかかわらず、このような事態になってしまっては意味がありませんよね。

より丁寧な表現をしたいのなら「幸いに存じます」

もしも、「いただけると幸いです」をより丁寧に表現するのであれば「いただけると幸甚です」ではなく、「いただけると幸いに存じます」といった表現をするのが好ましいです。基本的に幸いを付けるときは依頼をする場合か、贈り物をする場合です。仰々しさを与えてしまう「幸甚」を使うより、こちらを使いましょう。

「いただけると幸いです」はソフトな表現

今回は「いただけると幸いです」という表現についてまとめました。ここでわかったのは「いただけると幸いです」はあくまでもソフトにお願いする際に使用する表現であり、急ぎの連絡や依頼に対して使用するととんでもないことになる可能性があるということです。 「幸いです」はあくまでもビジネス枕詞であり、柔らかい印象を与えるための言葉です。急ぎの用事がある場合は丁寧な表現をすることも大事ですが、意味の伝わるように「していただくようお願い申し上げます」や「していただきたく存じます」のような言葉を使い、しっかりと意味の伝わる文章を作成するように心がけましょう。 きちんと相手に伝わるビジネスメールをすることは社会人の基本中の基本になりますので、最初は言い回しなどが難しいものが多く混乱しますが少しずつ覚えていって丁寧かつ、意味の伝わるメールを作れるようになっていきましょう。

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