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「先立って」の意味と使い方・ビジネスメールでの例文

更新日:2020年08月14日

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ビジネスシーンでの日本語の使い方というのは非常に難しく正しい使い方をしていないと墓穴を掘ってしまうことにもなりかねません。先だってという言葉があります。ビジネスにおいて使用する言葉でもあります。本稿では、この先だっての意味や正しい使い方などを記していきます。

先だっての意味と使い方

先だっての意味は、先ごろや先日、前もってやあらかじめ、という意味となります。直前というよりも1日以上前の時間が経過しているくらいの時間を指していると言っていいでしょう。使い方としては、先だっては大変お世話になりました。先だって約束した件ですが、というような使い方があります。先だってというのは、どちらかというと古い日本語の表現となりますが、ビジネスシーンでも良く使われる言葉です。ついさっき起こった出来事なのに先だってというふうに言わないように、特にビジネスシーンで使用するときは先だってに限らず意味を間違えないように正しく使用することを心がけましょう。

先だっての読み方

先だっては「さきだって」と読みます。よく間違えられるのが「せんだって」というふうに間違えられますので、間違えないよう注意をしましょう。ネックなのは、パソコンで「せんだって」と入力して変換をすると先だってという変換が出てきてしまいますので、ついついこれが合っていると思いこんでしまいそのまま覚えてしまうという人もいます。しかしながら、ビジネスシーンなどでは、口に出して言葉にすることもありますので、間違って「せんだって」と言わないようにしましょう。また、間違えている人がいたら、正しくは「さきだって」ですよと、フォローをしましょう。

先だっての慣用句

先だっては当然、慣用句で使用することもできます。慣用句とは、二つ以上の単語が結びつき、まったく異なる意味を持つものを指すことです。先だってと他の言葉を合わせた慣用句の使い方の例としては下記のようなものがあげられます。 ・先だって中(この間中) ・先だって来(この間から) というものがあります。 これらの慣用句を使用した先だっての実際の文章としての使用の方法というのは ・先だって中、雨が降っている ・先だって来、電話をかけ続けている などがあります。このように先だってという言葉も他の言葉とつなげて慣用句としてうまく組み合わせることで、より表現の幅が広がることとなります。

先だっての敬語表現

先だってというのは、敬語表現にも使用することができます。しかしながら、使用するには、他の敬語表現とうまく合わせる必要があります。使用例としては ・先だっては、お気遣いいただきましてありがとうございます。 こう使用することにより、この間はありがとうございますということと同じ意味となりますが、こちらの方が丁寧に聞こえますし、そもそも先立ってという言葉自体が丁寧な言葉となりますので、これに敬語をうまく組み合わせることにより、さらに丁寧な言葉へとすることができます。

先立っての類語

先立っての類語としては、先んじて、先駆けて、早々と、前もってなどがあげられます。意味としては同じですが、場面によって使い分けることとなります。先んじてや先駆けてという表現であれば、先立ってよりもより早いという表現に見えますし、早々とであれば、どちらかというとすみやかに近しい表現ができます。前もってを使用するのであれば、前もって準備をしておいたなど、こういったケースで使用することができます。類語であっても表現をどのようにしたいかによって、使う言葉を選ぶことが大切です。このフレーズはしっくりくる、このフレーズはしっくりこないというのを色々と使い分けて、一番しっくりくる言葉をチョイスするのが良いでしょう。

先だっての例文

先だっての例文はいくつかあります。いくつか例を挙げると下記の通りです。 ・我々一行は先だって出発しようとした。 ・先だって以前見た映画を久しぶりに見ることになった ・長男は先だって死亡していたため、家は次男が相続することになった ・これに先だって、会議室ではこのようなことが話されていた ・先だって起こったことは、少し信じがたいことがある などがあり、使用しようと思えば、いくらでも使用することができますし、例文もまだまだあります。最初に先だってを使用することもあれば、分の途中から先だってを使用することもあります。また、先だってとは、少し古臭い表現です。しかしながら、まだまだ現代語で十分に使用することができる言葉となります。

ビジネスにおける先だってという言葉

ビジネスにおいて先だってという言葉を主に使用するのは手紙などです。直接的な会話の中で先だってという言葉はあまり使わず、また敬語表現になりますので、社内で使用することも少なく、どちらかと言えば社外に対しての手紙などで使用されることとなります。 例えば、謝罪する文書であれば ・先だっては、大変なご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ございませんでした。 などという文章を手紙の冒頭に使用するというケースです。 他にもお礼を述べる文書であれば ・先だっては、なにかとご指導を賜り誠にありがとうございます。 というような文書でも使用することが可能です。先だってという言葉のとおり、文書の一番先にくるのが通例となります。仕事上、手紙を出すことが多い、秘書の仕事であったり、企業の総務などをはじめとする事務方の人間であれば、こういった先だっての使い方は覚えておいて損は無いこととなります。

メールで先だってを伝える際の文例

先だってをメールで伝える際も基本的には文書で使用するときとあまり変わりはありません。ただ、メールですので、その後の表現が少しやわらかいものとなります。 その例文としては 先だってメールをお送りさせていただきました件、回答はいかがでしょうか? 先だってはメールの返事をいただき、誠にありがとうございます。 などのように使用をすれば、問題の無い使用方法となります。メールであれば、先だってという改まった表現ではなく、先日という言葉を使用しても良いです。メールであっても例えば就職活動や転職活動などで自分の印象を良くするためにきっちりとした文書を送りたいというのであれば、先だってという言葉を使用しても良いでしょう。しかしながら、意味を間違えて使用しては諸刃の剣となってしまいますので、そこのところは注意をしてメールを送りましょう。

先だっての英訳

先だってという言葉は英訳することもできます。主な英訳の例としては、recentlyやthe other dayなどがあげられます。recentlyはそのまま使用すると、最近という意味となり、the other dayは他の日という意味になります。日本語の表現というのは難しいのですが、英語にすると先だってという言葉も非常にシンプルな使い方になります。また先だっての英語を使用した実際の例文としては Have you thought about the request I made you the other day? (先だってお願いしたことはどうでしょう?) などで使うことができます。もし、英語で先だってという言葉を使用する機会があれば、これらの表現方法を試してみることをします。

先だって、先立ち、先立つ

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初回公開日:2017年03月30日

記載されている内容は2017年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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