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菓子折りと謝罪の手紙を用意すべき?|謝罪のための菓子折りの渡し方

更新日:2024年11月18日

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仕事でもプライベートでも、何か迷惑をかけてしまった時は、謝罪するのが礼儀です。その際に菓子折りを用意するのが一般的とされています。謝罪のために用意する菓子折りはどのようなものを選べば良いのでしょうか。今回は、謝罪のための菓子折りについて紹介します。

菓子折りは必要?

誠意ある謝罪を見せるために「菓子折り」をもって行くことは多いですが、「菓子折り」とはどういった意味が込められているのでしょうか。 たった数千円の菓子折りでは、相手方の怒りは収まらないだろうと菓子折りを軽視してしまう人もいますが、たとえ形式的なものであっても、菓子折りを渡すことで今後の展開がスムーズになることも多いのも事実です。可能であれば、今後のためにも菓子折りを渡して誠心誠意で謝罪をすることがおススメと言えます。

「菓子折り」の意味とは

謝罪のマナー①:ミスが起きてしまったら

謝罪が必要な場面では何よりも丁寧な対応が求められます。お詫びの訪問に関してはなるべく早くするのがマナーです。もちろん、それまでに事件の解決や電話やメールによる謝罪を行っておくことも大事です。 電話やメールによる謝罪は、あくまで直接お話するためのステップと考えるのが適切です。最終的に謝罪は必ず直接会って伝えるようにし、面会の許可が貰えたら改めて訪問時の心構えを確認することです。

謝罪のマナー②:菓子折りはどんなものが適当か

菓子折りの中でも、謝罪のシーンでお詫びの気持ちとして差し上げるものは「少しだけ高価でかしこまったもの」が良いとされています。 一般的な予算は5000円から10000円程度と言われていますが、金額は「お詫びの度合い」によって選ぶと良いと言えます。菓子折りの相場はミスやトラブルの度合いにもよりますが小さいミスの場合は3000円程度の菓子折りで十分という考えもあります。 迷ったら5000円から10000円程度の菓子折りを選ぶのが無難と言えます。また、あまりに高価なものだと「物で解決しようとしている」と感じる方もいるので注意が必要です。

謝罪のマナー③:菓子折りを渡すときのマナー

謝罪に伺った際に菓子折りを渡すタイミングですが、相手が謝罪を受け入れた後にお渡しするのが鉄則です。 まずは、きちんと相手の目を見て謝罪の言葉を述べ、頭を下げて、先方から「分かりました」「もういいですよ」の言葉を受けたら菓子折りを差し上げるようにします。このとき、菓子折りが相手の目に入らないように注意しましょう。 紙袋に入れる際は、店舗のロゴなどが入ったものは避け、無地のものを選びます。渡し方は、袋から菓子折りを取り出し、一度自分の方に向けます。その後、時計回りに菓子折りを回し相手に菓子折りの正面が向くように直します。その向きで相手に差し出しましょう。 その際、菓子折りは両手でしっかり持つことが重要です。渡すときに「このたびは大変申し訳ございませんでした」と謝罪の気持ちを伝えるのはもちろんですが「心ばかりではございますが、どうかお納めください」といった言葉を添えると、より誠意を相手に伝えることができると言えます。 万が一、謝罪をしても受け入れてもらえず、一切の謝罪を受け入れてもらえない場合は頭を下げて帰り際に菓子折りを渡すようにします。ただし、菓子折りを断わられた場合は、無理に置いてくるようなことはせず、さっさと持って帰ります。お詫びの品は、通常の訪問時に渡す手土産とはマナーが違いますので注意が必要です。

「のし紙」は付けるべきか?

改まったシーンで付けることの多いのし紙ですが、お詫びの品にかけるといった謝罪のシーンではどのようにするのが良いのかと言いますと、お詫びの品には紙をつけず、店舗の包装紙のみにするか、無地の掛け紙にするのが無難と言えます。 もし、つける場合は、のし紙の表書きは「お詫び」や「深謝」とするのが良いと言えます。粗品は敬遠されるので避けた方が良いです。こうしたマナーを心得て、いざお詫びの品を選ぶことになったときどういう選び方をするのが良いのでしょうか。

お詫びの品選び方法

誠意ある謝罪には相手に伝わる謝罪の仕方とお詫びの品が必要になってきます。

菓子折りにおススメの品①「羊羹」

定番中の定番菓子折りとして挙げられる羊羹ですが、選ばれる理由として、羊羹のずっしりとした重さを「相手のお詫びの想い」や「重く受け止めています」という気持ちを表すお菓子と考えられているからです。希少性の高いものを選ぼうと考えすぎてしまった挙句、お詫びの品選びに必要以上の時間を掛けてしまうのはナンセンスです。 謝罪の訪問はスピードを大切にするのがマナーの1つでもありますので、菓子折りに迷ったら羊羹にすると決めてしまっても良いと言えます。

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初回公開日:2017年04月01日

記載されている内容は2017年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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