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更新日:2024年11月18日
間違いがないのかを確認するときに使う言葉の1つである「お間違いないでしょうか」。実は正しい敬語表現ではありません。ではビジネスシーンで「お間違いないでしょうか」を使う際の正しい表現は?そもそも正しい日本語なのか。本稿ではそれらについて書いてみました。
目次
相手にこの解釈で間違いがないのかを丁寧に聞こうとする際に「お間違いないでしょうか」と言うことがありますが、実はこの言い方は正しい敬語表現ではなく、間違った敬語表現になっています。 「お」間違いないでしょうかといったように頭に「お」といった丁寧な表現をする際に用いる言葉についているので、「合っているのでは?」と思いがちです。 しかし、この「お」は相手のことを指す表現。つまり、「お間違いないでしょうか」は相手の間違いを指す表現になってしまいます。 では、自分がしっかりと相手の言っていたことを正しく認識しているか、間違っていないのかを確認する際に使うべき敬語表現はどういったものなのでしょうか。
それでは「お間違いないでしょうか」の正しい敬語表現にあたるものはどういうものになるのでしょうか。正しい敬語表現と、それらが使われる理由を添えてまとめてみました。
さっぱりとした表現に見えますが、この言葉遣いが正しいものになります。また、似たような表現で、「よろしかったでしょうか」というものは間違いになります。 理由は下記に記載していますが、現在の事柄の確認をするのに、よろし「かった」という言い方をしてしまうと過去形になってしまうからです。
簡単に言ってしまえば頭につけた「お」のせいで言葉の意味が大きく変わってしまうだけで、「間違いないでしょうか」は正しい敬語表現です。上記でも少し説明をしましたが、「お間違いないでしょうか」のように頭に「お」を付けてしまうと、相手の間違いを指す言葉、文にしてしまえば「あなたの指示していたものはこれだけど、合っていますか?」といった少し失礼なものになってしまいます。 住所などの復唱をし、相手に確認する際などの、相手がまず間違いないような事を「あなたのこれ、合っているんですか?」と疑うような言葉になってしまいます。「間違いないでしょうか」なら、「自分の言ったものは合っていますか?」といった意味になりますので、失礼に当たりません。
ここまでで正しい敬語表現をまとめましたが、こうやってみると「お間違いないでしょうか」という言葉自体が間違っているのではないでしょうか。 失礼な言葉なのでは、と思ってしまいます。実際、お間違いないでしょうかをビジネスシーンやアルバイトで使うときには相手を疑うような言葉になってしまいますので、失礼な言葉だと思います。 アルバイトでも結構言われることもありますし、意外と若い方たちは正しく認識をしていないような気がします。私もアルバイトをしているときに社員さんに指摘されて気づいた言葉でした。ですので、言われないと気づかない言葉の1つでもあるのかな、と感じました。 年齢が若い方などは「お間違いないでしょうか」でも間違いに気づかないことや気にしないこともあるかもしれませんが、目上の方に確認する際には気を付けて話したほうがいいです。
「お間違いないでしょうか」がだめなら「お間違えないでしょうか」は正しいのでしょうか。当たり前ですが、どちらもダメです。頭に「お」がついている時点で正しい言葉づかいではありません。 さらに言えば「お間違えないでしょうか」等のお間違「え」の「え」が間違いです。なぜかというと、「間違い」は名詞にあたるものであり、「間違いであるー」や「間違いを指摘する」等のように後ろに言葉をつなげて使えます。 しかし、「間違え」は間違えてしまった、間違えるといったような「動詞」です。動詞には本来名詞のような使い方はできません。 なにより、「間違え」というのは指摘というよりかは断定に使う言葉ですので、確認するのに用いるのには正しくありません。近年ではこういった言葉の正しさといったものは薄れているので間違いがちですが、注意していきたいです。
「正しい日本語なのか?」といったことをまとめましたが、そちらにも書いてある通りビジネスメールやビジネスシーンで「お間違いないでしょうか」、「お間違いありませんか」といったような言葉遣いは相手を疑う言葉になってしまい、とても失礼です。 ここでは正しい敬語表現を用いたビジネスメールやビジネスシーンで使うことのできる「お間違いないでしょうか」といった自分の間違いを確認するための表現の例をいくつかまとめてみました。
記載されている内容は2017年03月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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