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「お聞かせください」の使い方・例文|言い換えや敬語表現も紹介

更新日:2024年11月06日

敬語表現

アンケートなどでよく使われる「お聞かせください」は、ビジネスシーンで使用できるのかご存知でしょうか。本記事では、「お聞かせください」の使い方や言い換え表現などについて紹介します。「お聞かせください」を正確に使えているか不安のある方は、ぜひ参考にしてください。

「お聞かせください」の言い換え表現で、適切なのはどのような表現か見ていきましょう。 会話の流れによって使い方にも気を付けましょう。

ご教授ください

「ご教授ください」は専門知識や技術を尋ねる場合に使用される表現です。 「意見を聞く」時ではなく、「教えてください」の表現を言い換える時に適切です。

お教えください

相手に教えて欲しいと願い出る際の言い方で、 丁寧に相手に依頼する表現です。自分の知らない知識や技術、教訓などを教えてほしいとお願いをする敬語表現です。 尊敬を表す接頭辞「お」と丁寧語を使用しているので目上の人に対して使用することができる正しい敬語表現ですが、「ください」が命令文なのでやや上から目線の印象になるので、親しくない上司や取引先に対して使うのは避けた方がよいでしょう。

ご教示ください

「ご教示ください」は知識や方法を尋ねる際の言い回しで、やり方が分からない場合などに使われます。 「教示」は「教え示す」という意味なので、知識を尋ねる時の表現になります。

ご指南ください

「ご指南ください」は進む道や武道・芸術に使う表現です。 「指南」も「教えること」という意味を持ちますが、知識や学問ではなく武術や芸術に使うのが一般的です。 加えて「方向、進路を指し示すこと」「人を教え導くこと」という意味も持つ表現なので、囲碁や将棋で格上の人と対戦する際に「ご指南ください」と申し出る例もあります。

「お聞かせください」の敬語表現

「お聞かせください」の敬語表現では、多くの表現があります。 相手の立場や会話の内容などに合った敬語表現を使いましょう。

お聞かせ願えませんか

「お聞かせ願えませんか」は、相手の意見や質問に対する回答を聞かせて欲しいとお願いする時の表現なので、目上の人に対し話題や質問を投げかけて意見を求める時に使われます。 非常にシンプルな表現なので、敬語として物足りなく感じますが、文法的にも間違ってないので目上の人に使えます。

お聞かせ頂けませんか

「お聞かせ頂けませんか」は「いただく」を使った表現であることから、目上にも失礼のない敬語表現として使うことができます。 「頂けませんか」は尊敬語ですが、「頂けませんでしょうか」になると「二重敬語」となりますので注意が必要です。

お聞かせくださいませんか

「聞かせてくださいませんか」の「ください」は尊敬語なので、相手を高めて言う形式になり主体者は相手側になります。 相手の受け取り方によりますが、「くださいませんか」だと少々上から目線と取られる場合もあるので、注意しながら使いましょう。

ご質問いただきたい

「ご質問いただきたい」は「質問」=「分からないところを明らかにするため問う」ことを表し、「いただきたい」=「~してほしい」とお願いする表現になります。 「質問(聞いて)ください」とお願いする形なので、相手に時間や手間を取らせてしまうことでもあります。 別の言葉や敬語表現を加えるなど、柔らかい文章で表現する方が良いでしょう。

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初回公開日:2017年03月27日

記載されている内容は2017年03月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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