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「お許しください」の敬語表現と例文・ビジネスにおける使い方

更新日:2024年04月06日

敬語表現

「お許しください」という言葉は、仕事などの上でも多くの方が使う文言です。この「お許しください」という言葉の敬語表現はあまり知らない方も多いです。今回は、ビジネスで「お許しください」を使う場合の使用法や、「お許しください」の敬語表現などについてご紹介いたします。

ここでは、「お許しください」の敬語表現を使った例文をいくつか紹介しながら、どのようなシーンで「お許しください」と「お許しください」の敬語表現を使用していくべきかについてみていきましょう。

代金の入金と行き違い場合の謝罪メール

A商事 購買部○○様 お世話になっております。 B物産営業部の○○です。 先日発注をしていただいた商品の代金請求のメールの件ですが、メール後に入金を確認させていただきました。入金をしていただいた後に、代金の請求のご連絡をしてしまい、○○様には大変不快な思いをさせてしまい、猛省しております。 今後は、このようなことは二度と起こらない様に、代金の入金の管理などを徹底していく所存であります。今回の一件については、ご容赦ください。今後とも何卒取引のほどよろしくお願いいたします。

取引先からの代金の入金と行き違いで再度の代金の請求の連絡を送ってしまう場合もありますよね。入金と入金確認の時間には少しのラグがあるため、このような場合は仕事をする場合では良くあります。そのような場合、相手方に不快に思わせてしまっている場合や確認などの手間をかけてしまっている場合もあるため、早急に謝罪を行う必要があります。

発注された商品の納期が遅れてしまった場合

A商事営業部○○様                                      B物産                                    営業課課長                                       ○○ 謹啓  平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 この度は発注された商品の納期が遅れてしまい、○○様には多大なるご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ありません。 今回の一件を当方で調査いたしましたところ、商品の納品業者が納期の日付を間違えてしまったことが、原因の様です。 納品業者の納期の日付のミスと言う、基本的なミスで多大なるご迷惑をおかけしたことを深く謝罪します。 こうした人的ミスをなくすため、納品業者との連絡を密に取ることと、新たに営業所と納品業者の納期の確認を行うシステムの導入を行う予定です。 新システムの導入は、今月末までにすべての営業所に導入が完了する予定になっております。今後は、このような事態が起こらない様に最新の注意を払っていく所存であります。 何卒よろしくお願いいたします。 略儀ではございますが、取り急ぎ書面 にてお詫び申し上げます。 どうか今後とも変わらぬ ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。 敬具

これは、謝罪文や詫び状の類のもで、メールなどではなく書面で送ることになります。ビジネスで納期のミスなどは、有ってはならないことですが、時々起こる事態のため、仕事をしている場合は避けることのできないリスクでもあります。 謝罪の文章を送る際のポイントは、相手方にまずは迷惑をかけたことに対する謝辞と自体が起こった経緯について説明し、解決策を提示することがポイントになります。

担当者不在のためメールでの連絡

B商事 営業部○○様 お世話になっております。 C物産購買部○○です。 電話にてご連絡させていただいたのですが、○○様がご不在のため、メールでのご連絡お許しください。 先日お話を頂いた、商品の件ですが、納品の時期の目途が立ったため、ご連絡をさせていただきました。 詳細は、電話にてご連絡をさせていただきたく考えております。 今後とも何卒よろしくお願いいたします。

取引先の担当者が不在の場合に、メールなどで要件を伝える際に、メールでの連絡に対する謝罪の場合は、「お許しください」程度の言葉で問題はありません。この場合は、何か相手に対して不快にさせた場合の謝罪ではないため、「お許しください」がベストになります。

「お許しください」を使えるケースも多々ある

何かを直接謝罪する場合は、「お許しください」ではなく、敬語表現の「ご容赦」や「ご海容」という言葉を使うことがベストです。 しかし、これらの敬語表現を使ってはかなり堅苦しい文章で相手を恐縮させてしまう場合も仕事をする上では多々あります。そのため、相手にたいして小さな非礼をわびる場合などは「お許しください」や「失礼します」という言葉を使用すること可能です。これも、ケースバイケースでこれと言った正解はありませんが、敬語表現と「お許しください」の使い分けは大切になってきます。

初回公開日:2017年04月01日

記載されている内容は2017年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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