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健康診断書の再発行方法と料金・できる期間|出来ない場合は?

更新日:2024年10月30日

ビジネスマナー

就活や転職が決まると必ずと言って良いほど必要なものが健康診断書です。提出を求められるものの、どのように発行してもらうのか、また紛失してしまった際の再発行はできるのか?料金はかかるのか?健康診断書の再発行についての疑問にわかりやすくお答えいたします。

急ぎで健康診断を受ける必要があると言っても健康診断の項目によっては前日の夜から食事が出来なかったり、朝ご飯を抜く必要があるなど「身体の準備」が必要なものも多くあります。その決まりを守らないで検査を受けた場合数値に以上が出たり、再検査になってしまい二度手間になります。 そのようなことのないように健康診断に必要な体の準備についても担当者や病院に問い合わせておくことが基本です。

病院によっては発行に時間かかる場合も

健康診断には様々な項目がありますが病院の規模やシステムによっては血液検査やその他の検査を検査センターに委託している場合があります。それでも大きな病院の場合には即日、または翌日くらいに診断書を発行してくれる病院やクリニックは増えましたが数日以上かかる場合も少なくありませんので確認しましょう。

料金は病院によって違います

健康診断は自由診療であるため、病院によって料金が違います。会社指定の病院がある場合はそこで受ける事が必須ですが、自分で選ぶ場合診断書も含めてだいたい1万円~2万円くらいというのが相場ではありますが、数千円で行ってくれる病院もあるので調べてみましょう。 その際に大切なことは必要な検査項目の把握です。「簡単な血液検査」をしてくるように会社側から言われても病院側の受け止め方の違いや会社の健康診断担当者も詳しくわかっていない場合もあり「食い違い」が出ることが少なくありません。 病院に着いてから困ってしまわないようにしっかりと確認しておくことが大切です。「簡単な検査で良い」と言っていたのに後から項目が足りないとなるケースが案外多いです。そうなると再度病院に足を運ばなければならず忙しい方にとってはとても負担になってしまいます。

就職に必要な検査項目

雇入れ時の健康診断の項目(11項目) 1.既往歴及び業務歴の調査 2.自覚症状及び他覚症状の有無の検査 3.身長、体重、視力及び聴力の検査 4.胸部エックス線検査 5.血圧の測定 6.貧血検査 7.肝機能検査(GOT、GPI、γ-GTP) 8.血中脂質検査(血清総コレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド) 9.血糖検査 10.尿中の糖及び蛋白の有無の検査 11.心電図検査 労働安全衛生規則43条より

健康診断書の再発行ができない!?

基本的には健康診断書は診断した医師ならば発行の義務があるため、問題なく再発行は可能になりますが、以下の場合には再発行ができないと言えるでしょう。 ・健康診断書の有効期限が切れている 前記したように健康診断書の有効期限は3か月~半年です。病院側ではカルテは5年間の保存義務があるため、健康診断の検査結果も保存されています。 しかし、それを受け取る会社側にとってはどうでしょう?古い健康診断の検査結果をもらっても有効性はありません。おそらく病院側も「なぜそんな古い診断書が必要なのか?」と疑問に思うことでしょう。有効期限が切れている場合は改めて検査を受けましょう。 ・本人ではない人が診断書発行を求めている 健康診断書は個人情報のつまった大切な書類です。そのため本人の申込や受取が必要になるため他人が申し入れても発行してもらえません。家族などが代わりに受け取る場合でも「委任状」が必要になるため、身分証明を持参して委任状に記入して提出する必要があります。

何事も確認が大事

健康診断書を提出を求められたら、内定あるいは採用であることが前提になっていますがその場合でも気になる場合には聞いてみると良いでしょう。診断書はあくまでも個人情報だということを覚えておきましょう。 実際に健康診断を受けるにあたっても会社の担当者にあらかじめわからないことは確認し、検査結果に影響を及ぼす禁止事項(食事や飲酒など)については特に気を付けましょう。 よく、前日夜から絶飲食という項目を受けに来てちゃんと夕食から抜いていたのについ、ガムを口に入れる習慣があってガムを噛んでしまい検査が出来なくなるということがよくあります。ノンシュガーガムだから大丈夫だろうという自己判断も許されません。 仕事をしている人にとって健康診断はとても大切ではあるものの、病院での検査は多くの時間が取られるのでくれぐれも二度手間三度手間にならないようにしましょう。

初回公開日:2017年03月27日

記載されている内容は2017年03月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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