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行動目標の例と書き方|行動目標/成果目標/結果目標の違い

更新日:2024年08月29日

書類の書き方

この記事では行動目標の定義と例、書き方、立て方といった基本的な流れについて説明します。行動目標と成果目標結果目標の違いやPDCAサイクルやSMARTの法則など、内容をより深めるためのポイントに触れます。目標を達成するために大切なことについても言及していきます。

目標が達成できない原因

目標がいつも達成できないという人や途中で諦めてしまうという人は多いかもしれません。まず、その理由について考えていきましょう。

1行動目標の指標が高すぎる 2結果目標しかあげていない 3○○しなければ、○○するべきにとらわれている 4ネガティブ反省しかしていない

大きく分けてこの4つが理由としてあげられます。以下の項目ではこの4つのことについて、焦点をあてつつ、行動目標のそもそもの意味やその例について説明します。書き方、立て方など基本的な流れにも触れていきます。これがつかめれば目標達成もしやすくなります。また、行動目標と成果目標結果目標の違いやPDCAサイクルなど目標を達成するために大切なことについても言及していきます。仕事をするにあたって目標というものは無視できません。会社内でまたは所属しているチームや団体で目標を楽しく、気持ちよく達成できるようにしたいですね。

行動目標とは

行動目標ときいて皆さんは何を考えるでしょうか。そもそも目標に分類分けがあるということを知らない人もいるかもしれません。主な分類を挙げると、行動目標・成果目標・結果目標の3つになります。ここではまずはじめに行動目標の意味について説明します。

行動目標というのは行動が伴う目標のことを指しています。読んで字のごとくかもしれませんがこれが出来ていない、または無理な内容にしていまっている人が多いのが現状です。ではどのような行動目標が良いのか例をいくつか上げてみたいと思います。

行動目標の例(仕事/看護など)

行動目標の例として今回は仕事をテーマにして上げていきたいと思います。例えば、「毎日午前中に20件アポイントの電話をする」という行動目標は良い例としてあげられます。悪い目標の例を上げていくとよりわかりやすくなると思います。例えば、「アポイントの電話をする」というアバウトな目標。まず問題点の一つ目として、どれだけの期間、または時間に行動するのかという事が不明です。 また、何件のアポイントを獲得するのかということについても不明なので達成感が薄れてしまい、次の目標を立てづらくなります。他の悪い例を挙げると「毎日午前中に1000件アポイントの電話をする」という目標。これは現実的に難しい目標を立てていないか見直す必要がありそうです。これは組織内で目標を立てる際にも気をつけたいことです。自分ができても他の人が出来ないような目標を立ててしまっては意味はありません。また、自分にも他の人にも容易にできてしまうような目標を立ててしまうことも中だるみの原因になりかねません。では、行動目標をどのように書けばよりよいのか次の項目から見ていきましょう。

行動目標の書き方

行動目標の書き方は意外と簡単です。まずはじめに結果目標を挙げてしまいます。結果目標というのは例で言うなら「資格を取る」というような目標になります。次に何を、いつまでに、どのようにするのかということを具体的に書いていきます。例えば資格なら、「アロマの資格を今年の6月までに取得できるようにする」と書くことが出来ます。次に更に細かい内容を箇条書きにしてまとめていきます。 今年の6月までに試験がいつあるのか、また、試験までにあとどれだけの期間があって、テキストはどのくらいの量になるのかということを計算していきます。仮に今日が3月1日で今年の5月1日に試験があるとするとあと二ヶ月の期間があることになります。二ヶ月間はおよそ60日だとして計算すると、テキストが300ページあれば一日に最低5ページ暗記すれば資格試験には間に合いそうです。具体的に考えていけば行くほど、自分の行動方針がはっきりとし、モチベーションも管理しやすくなります。

行動目標の立て方

行動目標の立て方で重要なのは、SMARTの法則です。Sは具体性があるかどうかということです。具体的でなければ目標は達成されません。上の例を参考にしてまずは具体的にどうしたらいいのかということを上に書き出してみることをお勧めします。Mは計測性です。具体的な数字や指標はモチベーションに関わります。Aは現実性です。SとMの項目も含め現実性のある内容になっているかどうかということを精査して下さい。 Rは成果が見える目標になっているかということです。例えば上の例なら「アロマの資格を取得する」ということが成果目標として考えられます。人によっては資格の取得ができるか出来ないかではなく、「アロマの知識をみにつける」ことが成果目標になる可能性もあります。Tは期限の明確性です。タイムリミットを決めることでいつまでもダラダラと続けることもなくなりますし、1つの目標を見直して新たな目標を立てるためにも必要な事です。

行動目標と成果目標

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初回公開日:2017年03月15日

記載されている内容は2017年03月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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