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倫理観と道徳観の違いと使い分け・倫理観欠如の原因と高める方法

更新日:2024年11月18日

社会人常識

最近は「倫理観がない行動」などと言われることも増えてきましたが、倫理観と道徳観とは似ていますが、どう違うのでしょうか。難しい問題ですが仕事をしていく上でも大切な「倫理観」についてまとめました。これからはしっかり「倫理観」を持って働くことが大事な時代です。

ただこうした問題も人を傷つけたりする事件を起こすに至った理由があることもあります。事情によってはとても辛いことがあってそうなったかもしれません。一概に「倫理観の欠如」と早急に判断することが難しいこともまた生じてきます。ただ、明らかに「倫理観」が人とずれていて「倫理観の欠如」という事になった場合には社会的に生きていくことに問題があるという風に捉えられます。 「倫理観」を持たなければ社会で生きていくのが難しい、それがあってこそ上手く社会が成り立っていくというのが「倫理観」とすれば、それが欠如していることは問題となります。

倫理観が求められることが多い職業とは

「倫理観」というのは社会的な責任についても言及されるという事で、例えば職業的にも「倫理観」が大きくとらえられる職業もあります。よく言われるのが看護師や医師です。人の命を預かる使命や責務がある仕事でそこには「倫理観」が伴わないとなかなかやれない仕事です。こうあるべきやこうするべきと言う判断が仕事の上でとても多く必要になる職業と言えます。

それぞれにある職業倫理観とは

またそうした看護に関わる医療従事者だけでなく、それぞれの職業に「職業倫理観」と言うものは必要だとされます。最近よく言われる個人情報保護法の問題など、仕事上で知り得た個人情報を他の漏らさないという問題などはまさに「職業倫理観」に基づくものではないでしょうか。 またコンビニで冷蔵庫ケースの中に従業員が入って写真をアップした問題など明らかに「職業倫理観」がないものと捉えられます。これをやっては社会的に問題になる、責任問題としてやってはいけないという事をしっかり認識しておく必要があったものです。どんな職業にも社会的な責任のようなものが何かしら伴っています。それを常に認識しながら仕事をすることは大事なことと言えます。 そして、そうしたことを難しいものと考えるのではなく、自分の仕事に誇りと自信を持っていく事で責任も自然と感じることができるようになるでしょう。同じ職業に就く人たちの思いなども知ることで「職業倫理」も身についていく事もあるのではないでしょうか。また、最近では「コンプライアンス」、企業の社会的責任についても多く言われます。そうしたことを感じていく事で「職業倫理」を持った仕事の仕方に繋がっていくことになると思います。

倫理観を高める方法は社会への影響への想像力

こうして見てくると、「倫理観」を高めることは社会的に生きていくためには大事なことです。仕事上でも「倫理観」を持って仕事をすることでミスや背任行為や不祥事などをすることがなく仕事をやっていくことができます。 そうした「倫理観」を高める方法にはどんな方法があるのでしょうか。「倫理観」を高める方法は、そのことをやったことによってどう社会的に影響を及ぼすのかなどと言った想像力を持つことができるかになるのではないでしょうか。 コンビニの冷蔵庫ケースに入って写真を撮った問題などは社会的にどう問題になるのかといったことが想像できないことが問題と言えます。そうした問題よりも自分たちが面白い、話題になるという事の方が優先されるという価値観が問題でしょう。 「倫理観」を高めるには、そうした実際に起きたことを知ってどう考えるのかを自分でも考えてみることが重要です。どこに問題があってどうするべきだったのか、実際に自分で1つずつ考えてみることです。そうした社会への影響についての想像力を養うことがこれからの時代には必要になってくるのではないでしょうか。

初回公開日:2017年03月14日

記載されている内容は2017年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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