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復命書の書き方|復命書の例文・研修/出張/介護/公務員などは?

更新日:2024年04月13日

書類の書き方

皆さん、「復命書」という名前の書類をご存知でしょうか?社会人になると、復命書という書類を提出することがあります。近年、復命書を知らない人が増えてきていますので、今回は復命書全般について詳しくご紹介していきたいと思います。

出張復命書は行先を細かく正確に

出張した場合は、一か所だけなら簡単なのですが、複数の取引先を訪問したり、複数の工場を視察したり、といったことがあります。それらは省略しないのが基本ですので、すべて書くようにしましょう。たとえば視察に行った場合などは、視察先から資料をもらえることがあるかもしれませんが、自分できちんとメモをとることが大切です。それらは出張した人だけが視察をして終わるものではなく、視察に行けなかった人の分まで見て、会社がその内容を生かせるように報告する義務があるからです。

なるべく時系列に沿って

複数を訪問する場合は、時系列に沿って、訪問した相手先によって項目を分けて復命書を作成すると、読みやすく仕上がります。その際、「○○科学株式会社にて○○の製造過程を視察してまいりました」など、訪問目的も簡潔に書いておくと、無駄な長文が避けられます。 視察先での良いと思った点、疑問に思った点などを盛り込むと、出張に行っていない人にも内容が伝わりやすくなるでしょう。

復命書の書き方(介護研修)

内容が濃くなりやすい介護研修

介護は研修を受けたからといって、身につくものではありません。また、実際に業務にあたることで身につけられる技能もあるので、講義を聞くというより、実習のほうが多くなるかもしれません。コミュニケーションが重視されるという理由から、グループに分かれて意見を述べたり、討論をすることも多くなりがちです。 復命書には、これらの活動内容を書くことになるので、どのようなテーマで討論して、どのような意見があった、などを覚えておくようにしたいものです。可能であれば、写真を撮影して添付しても良いでしょう。また、新たな発見をすることが多いのも介護研修です。施設が異なれば介護の方法も違いますし、対応の仕方もかわります。そのなかで、今後生かしていきたいと思った点を、感想として書きましょう。

その研修から何を学び、どう生かしていくか

復命書は上司をはじめとした多くの人の目に触れるものです。「その研修から何を学び、どう生かしていくか」をしっかりと書きましょう。ただ事実だけを並べても、なにも伝わりません。

復命書の書き方(公務員)

公務員は復命書が必須

公務員は研修目的の出張が比較的多く、復命書を書くことも多いものです。様式は定型フォーマットがありますが、忙しいからと言って提出を忘れると、出張旅費がいつまで待っても支給されない、ということもあるようです。また、1~2週間の長期の出張もあることから、研修中から復命書に書く内容をまとめておくこともすすめられます。復命書のタイトルは出張命令となる事務連絡文書をそのまま書き写すだけでよく、内容についても同様に書き写せるので、個人的な所感が大きなポイントとなります。 また、公務員の出張はほぼ毎年同じ時期に同じ内容のものがあるので、迷ったら去年の復命書を見せてもらって参考にする、という手法もあるようです。

復命書を書くには

復命書というと難しいように聞こえるかもしれませんが、日付や表題など、自分で考えなくてもよい項目もあるので、実際には自分で工夫する個所はそれほど多くありません。 ポイントとなるのは、 ・見る人にわかりやすい文章を書く ・内容が多岐にわたる場合は、項目を分けたり箇条書きを使用するなど、見た目にも注意する ・文章の書き始めに結論を書き、そのあとから詳細な内容を書く などでしょう。 復命書は案外、書いた人の人柄が出るものです。上手くまとめられた復命書は、上司にも良い印象を与えるので、日頃から他の人が書いた復命書を見て工夫してみましょう。

復命書の知識を蓄えよう

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初回公開日:2017年03月15日

記載されている内容は2017年03月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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