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【懐石料理】服装や食べ方のマナーとは?蓋・箸・懐紙のマナー

更新日:2024年07月11日

ビジネスマナー

懐石料理に行く際のマナーや服装などはご存知ですか?しっかり知っておかないと接待や会食、打ち合わせの際に常識がないと思われてしまいます。懐石料理に行く際はしっかりとマナーを事前に勉強しておき相手やお店に失礼のないようにしましょう。

懐石料理の食事マナー

服装

改まった懐石料理の席で、気になってしまうのは服装のマナーです。和服を着用しなくてはいけないのかと心配をする人もしばしばいますが、基本的に、「和服の会」や「着物でお越しください」といったルールやお願いがなければ、決まった服装は無いものだと思って良いでしょう。もちろん、特定の決まりがないとは言えども、悪目立ちをしてしまいそうな服装や、お店で明らかに浮いてしまうような服装は避けた方が賢明です。基本的には、TPOを守った服装をすると考えれば良いでしょう。 派手な色や、奇抜すぎるデザインを避けて、いつもよりやや控えめなくらいの服装を意識するのがおすすめです。上品なワンピースやスーツなどが良いでしょう。肌の露出が多すぎるファッションや、ケバい雰囲気や清潔感がない格好になってしまうのは避けるのが賢明です。身体のラインが強調され過ぎてしまうようなものや、濃すぎるメイク、強すぎる香水や派手すぎるアクセサリーや髪型にも気を付けてください。繊細な料理の味わいや香りが分からくなってしまいがちですし、高価な器を傷つけたり汚したりしてしまう可能性もあります。また、御座敷の場合、素足は失礼とされているのに気を付けるのも忘れないでください。

懐石料理の食べ方のマナー

前菜のマナー

懐石料理の一番初めの出されて来るのは前菜です。季節感のあるものや、そのお店のおすすめのものなどが美しく盛られてきます。場合によって色々なタイプの料理があり得ますが、串に刺さっている食べ物は、お皿の上で串から外して、一口サイズに切って食べるのがマナーです。 普段のように豪快に直接口に運んではいけません。豆腐のような崩れやすいものが出ることもあるため、口に運びやすい小さなサイズにして崩さないように食べます。汁気が多い小鉢などは持ち上げてもマナー違反ではありません。盛り合わせの場合は、特に食べる順番こそ決まっていませんが、迷い箸がないように気を付けてください。

お吸い物のマナー

懐石料理のお吸い物は、まず香りを楽しむのがマナーです。そのあとに汁を一口頂いて、それから具を口にします。汁と具は交互に口に運びます。大きな具は箸で一口サイズに切って食べるようにしましょう。

土瓶蒸しのマナー

食べ慣れずに懐石料理で困ってしまう人が多い料理のひとつである「土瓶蒸し」。まずはすだちを手に取り、杯に塗りつけるようにして絞ります。そのあとは右手で静かに土瓶の方を持ち上げて、左手で底を支えながら、汁をゆっくり注いでいきます。土瓶の半分くらいの量を楽しんでから、土瓶のふたをあけて、中身を取り分けていきます。このあとは、汁ものと同じように、汁と具を交互に頂いてください。

お刺身のマナー

お刺身は白身のような味が淡泊なものから食べるようにしましょう。懐石料理で食事をする上での原則的なマナーです。添えられている刺身のつまは、食べても食べなくても構いません。お口直しの意味もあって添えておるので、一緒に頂いてもマナー違反にはなりません。赤穂シソも同様で、薬味として楽しむことが出来ます。大規模な宴会などの席で船盛が出て来た場合、上座の人から取っていくようにしましょう。

焼き物のマナー

焼き物を食べる際には、基本的に左側から少しずつ頂くのがマナーです。皮は残してもマナー違反ではありません。

天ぷらのマナー

天ぷらは、盛り付けが崩れてしまわないよう、手前にあるものから食べていくのがマナーです。イカやエビのような切りにくい素材は、口元を懐紙で隠しながら、何口かに分けて食べるようにしましょう。

蒸し物のマナー

かぶら蒸しや酒蒸しなどの料理は、懐石料理の定番メニューです。とても熱い状態で出てくるため、まずはそっと器の温度を確かめ、火傷しないように対応しましょう。蓋をあけてからはスプーンですくって食べます。無理に器を持ち上げなくても構いません。混ぜ過ぎないこと、音を立てないことなどが大切です。

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初回公開日:2017年03月01日

記載されている内容は2017年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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