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更新日:2024年07月20日
カバーレターとは、一般的に『送付状』や『添え状』の事を指します。履歴書や職務経歴書などを送る際にも必要となるカバーレター。日本語や英語での書き方や、例文を覚えておくと、いざという時大変役にたつことでしょう。単なる添え状にならない書き方をご紹介いたします。
ビジネスの場で、書類を送付する際に必ず同封する書類の事を『カバーレター』といいます。日本では『添え状』や『送付状』がそれに当たります。しかし、履歴書や職務経歴書、論文などの重要な書類の表紙ともなる、大切な役割も果たします。ただ単に添えられているだけのカバーレターではなく、センスが光る、『読ませる』カバーレターつくりを心がけたいものです。
『カバーレター(Cover Letter)』は日本では『送付状』などとして用いられますが、海外では一般的に、英文履歴書に添付する書類の事を指します。なので、自信をアピールするのに最適な書類とも言えるでしょう。職務経歴書に近い形になります。このカバーレターでは、志望動機や自己PRなどの、職歴以外でアピールできるポイントを書くこととなります。簡単に作成できそうなカバーレターですが、よくよく考えると、送付する書類の『表紙』になるわけですから、効果的にカバーレターで自信をアピールすることは、採用担当者への大きな初手となるでしょう。
履歴書以外にもカバーレターが必要となるのが『論文』を提出する時です。どのジャーナルでも基本的に論文を提出する際には、必ずカバーレターを添付するよう求められることが多いのです。まずこのカバーレターを読ませることが出来れば、提出した論文への評価が変わってくるとまで言われているのです。世界中、どこのジャーナルにも毎日大量の論文が到着しています。その中でカバーレターでいかに注意を引くことが出来るかを、よく考えて作成しましょう。
論文作成者とジャーナルの編集者の、はじめのコミュニケーション、それがカバーレターなのです。ただ単に論文のタイトルや、責任者の連絡先……などの基本的な情報だけを書いた短い添え状で、心を動かすことが出来るでしょうか?そんな簡素なカバーレターでは、せっかく頑張って作成した論文に価値を与えることが出来なくなってしまいます。なので、きちんとポイントを抑え、素晴らしいカバーレターを作成してみましょう!
カバーレターを作成する場合、基本的にはA4サイズ、1枚に治まる程度が理想的です。書く内容の順番は『住所』『日付』『宛名』『書き出し』『本文』『結び』『署名』……という順序で記入していきましょう。
論文の場合は、『論文のタイトル』『責任著者の連絡先』『本文』『結び』『署名』となりますが、本文でいろいろと約束事もありますので、そこに注意して作成しましょう。 本文に盛り込みたい項目 ・研究知見の要約 ・投稿の動機 ・倫理委員会からの承認 ・利益相反 ・オリジナリティと著者同意
用紙サイズや、記入する項目が分かってきたところで、カバーレターを作成するにあたってのポイントや注意点をご紹介してみましょう。
意外に見落とされるミスが論文や履歴書などを見てもらうための『担当者』の名前が抜けていることです。もちろん、応募先などによっては担当者が分からない場合もあるようですが、大抵の場合、少し調べれば担当者の名前というのは分かります。そんな事すら調べられないのか?と判断される材料となりかねませんので、担当者については必ず記入漏れが無いように注意しましょう。さらに注意を払いたいのが、男性にも女性にもある名前の場合。海外では男性と女性で敬称が異なります。そこに失礼があってはいけませんので、出来れば電話をするなりして、直接確認を取るようにしてください。こうした努力を惜しまない姿勢は、採用担当者にも良い印象を与えることが出来るでしょう。
記載されている内容は2017年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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