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塾講師の年収比較(東進/駿台/河合塾)|塾講師の年収は低い?

更新日:2023年12月04日

職種研究

教員志望の方なら志望職種の一つとして考える塾講師。塾講師と言えば、かなり高度で責任のある職種のため、給与が高いイメージをもっている方も多いでしょう。今回は塾講師の平均年収や地方と都市部の比較や大手予備校講師の年収を比較していきます。

正社員の塾講師の場合も平均年収は400万円程度に落ち着く

正社員の塾講師の場合も平均年収は大体400万円程度に落ち着きます。初任給は、他の職種と比べると少し高めに設定されていますが、新卒で入社して研修などを経れば、ベテラン講師と同じく教壇に立たなければならないため、初任給も高めに設定されています。中小の塾であれば、出世なども少なく、多くの方は平均年収程度の年収に落ち着きます。

大手塾の場合はエリアマネージャーなどの出世の可能性もある

全国チェーンやその地方で大規模の塾であれば、塾長やエリアマネージャーのポストも充実しているため、昇進や昇給の可能性も十分あります。そのため、昇進や出世を狙うなら大手塾に入社をすることが、塾講師としてのキャリアアップの近道の一つになります。

塾講師の年収アップのポイント

塾講師は、初任給は高いですが昇給も少なく年収アップもあまり望めない職種の一つです。 しかし、塾講師としてキャリアアップや年収を挙げていく方法はいくつかあります。ここでは、塾講師の年収アップのポイントをご紹介いたします。

一定の分野のスペシャリストの講師を目指す

塾講師と言っても小学校受験から大学受験まで幅広い分野を受け持つことになります。 多くの塾講師は、高校受験や大学受験などを受け持つ方が多いです。その中で、あなた自身の適正にあった分野のスペシャリストを目指していき、転職などを行うことで、年収ベースで50万円から100万円程度アップさせることは可能です。また、医学部に特化した講師や東大などの超難関国立大学に何人もの生徒を排出させることができれば、さらなる年収アップを望めます。 そのため、年収アップのポイントとしては、特定の分野のスペシャリストを目指すのがポイントとなります。

塾講師をしながら副業をする

大手塾ならば昇進のポストも多く、副業などを禁止されていることも多いですが、中小規模の塾であれば副業などが禁止されていないことも多いです。そのため、朝などの授業をしない時間帯に、単発の仕事を入れたりして、お金を稼ぐという方法もあります。 しかし、中小規模の塾にいる間の臨時の手段とすることをお勧めします。副業などを進めながら、講師としての質を高めて大手塾に転職などを行う方が将来のキャリアプランは描きやすいです。

大手予備校講師の年収比較

最後に大手予備校講師の年収を比較していきます。ここでは、東進ハイスクール、河合塾、駿台の平均年収や授業のコマ単価を見ていきます。

東進ハイスクール

予備校講師の映像授業の配信を主に行う、東進ハイスクールの平均年収は、712万円です。この額は他の大手予備校講師の年収に比べても破格の値段です。その理由としては、予備校や塾の講師が移籍してきているため、コマ単価も平均7万円と高い値段になっているからです。 また、林修先生クラスの超講師になると、年俸で1億から2億円程度になります。

河合塾

河合塾の平均年収は500万円程度と言われています。東進ハイスクールに比べると年収ベースで少し落ちますが、初任給で400万円程度からスタートするため、塾講師としては、年収水準は高いものと言えます。 コマ単価は、3万円から5万円程度になるため、悪い単価とは言えません。また、河合塾でも能力が高く塾長などのポストに上がり詰めると、年収は1000万円を突破することもできるため、キャリアプランも考えやすいです。

駿台

駿台予備校の平均年収は、450万円程度と言われています。大手予備校の中では少し低い水準となっており、初任給も300万円程度からスタートするため、少し他の大手予備校講師たちとは遅れを取ります。 しかし、非常勤講師の給与は時給3000円からと比較的高い水準の給与もあるため、教員志望や今後のキャリアアップで働く場合には駿台予備校で力をつけて、今後のキャリアを開いていくということもできます。

塾講師の年収の格差は大きい

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初回公開日:2017年02月22日

記載されている内容は2017年02月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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