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指示を仰ぐとは?指示の仰ぎ方と例文・ご指示くださいは誤り?

更新日:2024年03月05日

言葉の意味・例文

部下側の立場から「どのようにしたらよいか」と指示を仰ぐ場合は実は一工夫必要です。行き当たりばったりに「○○はどうしたらいいですか?」などと聞いても、思うような返事がもらえないこともあります。上司からスムーズに指示を仰ぐには、どんな聞き方が良いでしょうか

教えてください、よりも丁寧になります。相手が先生や講師、指導者に近い存在の場合に使います。上司であっても、喫緊の上司より顧問の様な存在の場合、また社内で何かの指導係になっているなど専門的知識を聞く場合に適しているでしょう。 ただ、普通に仕事上の指示を仰ぎたい時にはあまり適しません。何か特別な知識を教えてほしいときや、文章の締め文で今後の関係性の維持のために使うのが適しているでしょう。

ご教授ください

ご教授ください、は、専門分野について詳しい人に特別に知識を教えてほしいときに使う言葉です。誰かに師事して勉強している時などに使います。やはり仕事上の細かい報告や相談の際には使いません。

ご教示ください

「ご教授」と「ご教示」はよく似ていますが、前述のご教授は知識や技術を学ぶ際に適しています。ビジネスの中ではこの「ご教示」の方を使います。これは、その時やその瞬間で教えてほしい、指示を仰ぐ時に使いますので「ご教授」と間違わないようにする必要があります。

ビジネスメールでの指示の仰ぎ方

メールは話す必要も席を立つ必要も無く、手軽で便利なものですが、便利なものこそ使い方を間違うと失敗してしまいます。この要件がメールで良いのか、メールは適さないのかなどをよく考えましょう。また、メールの使用については、会社の方針や社風などもありますので注意してください。

メールが適している場合

・報告する相手が遠方に居る ・同時に多数の人に報告する ・エクセルなどで作ったグラフやデータ、細かい数字データなどの報告 ・報告相手が多忙で手を煩わせられない

メールが適していない場合

・緊急性が強い ・結論だけでなく要素が多く、口頭で説明した方が良い報告 ・上司の反応を知りたい時やきちんと話し合いたい内容 ・自分のミスや失敗を報告する時 ・確実に報告したい時 ・上司がパソコン操作やメールを苦手としている メールは相手が見てくれないと伝わらないので、その時間を待てる報告は良いですが緊急性がある要件、すぐに対処が必要な要件に関してはメールは適しません。特に自分のミスや失敗から指示を仰がなくてはいけない時は、報告と共に謝罪が必要ですからなおさらメールで済ませてはいけません。 数字やデータを送りたくてメールを使用した場合も、もし上記のような条件があればまず口頭や電話連絡をして、内容はメールで確認してもらう、などの対処をするべきでしょう。

メール文書のパターンと決まり事

1.分かりやすい件名にする 2.文章のポイント 3.機種依存文字に気を付ける 4.1つのメールには1つの用件

① 分かりやすい件名にする メールボックスを開けた場合、気になる件名から開くことは多いでしょう。件名が分かりやすく、上司も気になっている要件はすぐ開いてもらえるかもしれません。また「緊急です」「先ほどご連絡した件です」など、頭文字に付けると分かりやすさが増します。 ② 文章のポイント 読みやすい文章は35文字程度での改行です。また、空白行が多いとよみやすくなりますが、空白はどこでも良いのではありません。意味がつながるように、内容の節目などで空行を入れるようにしましょう。 また、記号や罫線で目で見て分かりやすくできるのもメールの特徴ですが、相手に合わせた使い方をしましょう。 ③ 機種依存文字に気をつける 使用しているパソコンやソフトによって書体が違うことがあり、相手が読めないこともあるので気をつけます。 ④ 1つのメールには1つの用件だけにする 上司は件名を見て優先的に見てくれているかもしれません。指示を仰ぐ際に緊急性の有無を件名で分かるようにして、1件のメールには1件の報告だけにしましょう。

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初回公開日:2017年02月09日

記載されている内容は2017年02月09日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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