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依頼/催促時の「いかがでしょうか」の使い方と例文

更新日:2024年08月27日

敬語表現

使い方によっては相手を不快にしたり、逃げの一手を取られる場合もあります。「いかがでしょうか」や「よろしいでしょうか」の具体例で、マナーとビジネスセンスに磨きをかけるよう綴ってみます。メールよりも口で「いかがでしょうか」と体で覚える方が身につきます。

「いかがでしょうか」と「よろしいでしょうか」のニュアンスを比較する

どちらも同じような状況で使える言葉ですが、微妙に違いがあるほか相手に与える印象も違います。 「こちらのお車のローンは初月は○○○円、次月から○○○円の○○回払いになりますが、いかがでしょうか?」 このように相手から言われると、こちらの考えを尊重しつつ考えや意見を求められているのがわかります。そのことで相手も柔軟に取り決めを計ろうとしている様子がうかがえます。 「こちらのお車のローンは初月は○○○円、次月から○○○円の○○回払いになりますが、よろしいでしょうか?」 相手からこのように言われるとどうですか。すでにこちらの考えも伝え、同意があることが前提で最終確認だということがうかがえますね。 最終確認でなくても使われますが、提案に同意してほしい話し手の気持ちが含まれます。 もちろん、同意することなくNOという返答も然りです。

「よろしいでしょうか」だけが適切な場合

そして「いかがでしょうか」というよりも「よろしいでしょうか」が適切な場合もあります。相手の気持ちや意思を確認するべく同意を求めるような確認の言葉として以下のように使われます。 ■「今、お時間よろしいでしょうか」 ■オーダーの際の「ご注文は○○が2つ、○○が1つ、○○が1つでよろしいでしょうか?」 ■レストランなどの飲食店にて「こちらのお皿はお下げしてもよろしいでしょうか」 ■飲食店に3人で行った際の店員の対応で「お客様は3名様でよろしいでしょうか」 ■ショッピングでお会計のときに1万円を出した場合の「1万円からでよろしいでしょうか」 ■釣り銭レジに5000円札がない場合の「1000円札が5枚になりますがよろしいでしょうか」 ■「こちらの規約に目を通していただいてもよろしいでしょうか」

言葉だけではなく表情や声のトーンも伴わなければならない

敬語は、頭では解っていても自然と使えるようになるまでは体で覚えるしかありません。 そしてその言葉を伝えるときの表情や、声の高さや大きさも相応に伴っていなければなりません。 正しく敬語を使える人は知性を醸し出します。その印象は相手からの信頼度を高めます。 何度も使っていくことで状況に適した敬語が自然と使えるようになりますので、何度も実践しましょう。

初回公開日:2017年01月28日

記載されている内容は2017年01月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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