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「来てください」はビジネスで使える?敬意を表す表現と例文も紹介

更新日:2023年11月29日

敬語表現

「来てください」の使い方や意味が理解できず、困っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、「来てください」の意味や敬語、敬語の使い方などを解説しています。「来てください」の使い方に疑問をもっている方はぜひチェックしてみてください。

ビジネスシーンで、「来てください」の丁寧な言い方として、よく使われるのが、「お立ち寄りください」という言い方です。 ただ、来社をお願いしたり、参加を強く願ったりする言葉というよりは、「良かったら来てください」というニュアンスの言葉として使われるケースも多いようです。 その為、「来てください」が切実なものなのか、出来れば来てほしいというニュアンスのものなのかによって、上記で紹介した「お越しください」などとの使い分けが必要となる場合もあります。

  • お近くにいらした際には、ぜひお立ち寄りください。
  • わざわざお立ち寄りいただいたのに、〜のためにお目にかかれず大変失礼いたしました。

「お待ちしております」

「来てください」以外の敬意を表す表現の1つとしては「お待ちしております」があります。「お待ちしております」は「待っている」の謙譲表現として使われています。 このフレーズは「待っている」状態を表すだけではなく、継続して「待っている」様子を表現しています。いつかそのうちに訪れてくれることを期待するという思いを込めた表現です。

  • 本日はお忙しいところありがとうございました。またのご来店をお待ちしております。
  • 新たな提案をお聞きいただきありがとうございました。ご連絡をお待ちしております。

「ご足労ください」は間違い?

上記で、「来てください」の敬語表現をいくつか紹介しました。その中に、「ご足労」という表現がなかったことに対して、疑問を感じている方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、実は「ご足労」という言葉は、目上の人に対して使う言葉ではないという見解もあります。むしろ、「ご足労」は、自分よりも立場が下の相手に対して使う言葉だそうです。 その為、「来てください」の敬語表現としては、不適切です。場合によっては、相手に失礼だと思われてしまう危険性があります。 このような背景から、目上の人に来社や訪問をお願いする場合は、「ご足労」の使用は避けておくことをおすすめします。

「来てください」の英語表現

「来てください」の英語表現は「please come」となります。この「please come」が「来てください」の英語の敬語表現となります。しかし、「please come」だけでは丁寧で敬意を表す英語の敬語表現としては十分ではありません。 ここからは「来てください」の丁寧で敬語的な要素を含む英語表現とさらにより丁寧で敬語的な英語表現の2つについて紹介しますので、その違いや表現方法についてしっかりと押さえておきましょう。

「来てください」の丁寧な英語表現

「please come」は日本語では「来てください」となります。英語表現では「please come」の2語のみでは丁寧で敬語となる表現とは言えません。このような英語表現とするためには「please come」に他の語句を付け加えて長い文章の方が丁寧で敬語的な英語表現となります。

  • 「Could you please come to pick me up」(迎えに来ていただけますか?)

このように「Could you」を「please come」の前につけることによって、丁寧な表現となります。

「来てください」のさらに丁寧な英語表現

「来てください」のさらに丁寧で敬語的な英語表現は「I was wondering if you could」を「please come」の前につけることです。「Could you」よりも長めの英語表現となりますが、長めの英語表現は丁寧さを一層際立たせる役割をもっています。 日本語では短いフレーズにより丁寧さや敬語を表現しています。一方、英語表現では語句やフレーズを多めに使うことにより表現しています。この点において、日本語と英語では表現方法が違っています。

  • I was wondering if you could come to Japan again.(また日本にお越しください。)

「来てください」はビジネスでは使わないようにしよう

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初回公開日:2017年01月27日

記載されている内容は2017年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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