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更新日:2024年07月14日
お納めくださいという言葉を知っていますか。ビジネスでも日常でも使えますが、相手や使う場面を選ぶ敬語です。本記事では、言葉の意味や使い方、言い換えや英語での表現を紹介します。ビジネスで敬語を使う機会の多い人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
『お納めください』と言われたら、『頂戴いたします』という返事が一般的です。文書やメールで伝えられた場合は、受け取ったという報告も含めてできるだけ早く返信しましょう。 『お心遣いありがとうございます』、『ありがたく頂戴いたします』という表現もおすすめです。感謝の気持ちを一緒に伝えることで、より丁寧な印象になります。
幅広いシーンで使える『お納めください』ですが、使ってはいけない場面もあります。こちらの意図が正しく相手に伝わらない場合や、相手に対して失礼にあたってしまう場合があるので注意が必要です。 使う際に注意しておかなければいけない点について解説します。
受け取って中にしまうという意味を持つ『お納めください』は、相手に確認を依頼する言葉としては不適当です。内容が正しくても間違っていても関係なく、とにかく相手に受け取ってほしいという表現になってしまいます。 ビジネスシーンで相手に確認してほしい資料を送るときは、うっかり使ってしまわないように気を付けましょう。
『お納めください』という言葉は、ビジネスの場で使う場合は、かなり『ご査収ください』と近い意味を持ちます。 ですが、『ご査収ください』の場合は、相手がまだ見ていない書類などを送る際に使用するに対して、『お納めください』は相手が確認済みの書類を送る際にも使用できます。 むしろ、確認済みのものを送付する際には、必ず『お納めください』を使うようにしましょう。
『お納めください』は、相手に受け取ってほしいという気持ちを伝える表現です。必ずしも渡さなくて良いものを気持ちとして渡したいという、プラスアルファの贈り物に対して使います。 そのため、あらかじめ渡されることが決まっている給料や月謝といった対価には使いません。お礼の品については、事前に渡す約束をしていた場合には対価となるため使いませんが、こちらからの気持ちとして贈る場合には使っても良いでしょう。 ただし、先ほど紹介した商品の納入や、初穂料やお布施、お香典は例外として使われます。
尊敬語である『お納めください』は、目上の人に対して使う言葉です。同僚のように自分と同じ立場の人や、自分より立場が下の後輩や部下に使うと不自然になってしまいます。 また、目上の人であっても、親しい間柄の人に使うと丁寧すぎる印象を与えてしまうかもしれません。相手との関係性を考えて使いましょう。
文字で『お納めください』と書くときに、漢字の『下さい』と仮名の『ください』のどちらを使うか迷ってしまうのではないでしょうか。 漢字の『下さい』は、『くれ』の尊敬語にあたり、相手から何かをもらいたいときに使います。英語にするとgiveと考えるとわかりやすいでしょう。 一方、仮名の『ください』は、相手に何かをしてほしいという要望を伝えるときに使います。英語にするとpleaseです。 相手に受け取ってほしいという意味の『お納めください』は、仮名で書くのが正解で『お納め下さい』は間違いです。
便利な『お納めください』という言葉には、他にも似たような意味を持つ言い換え表現があります。それぞれ注意点があるので、覚えておきましょう。 『お納めください』と同じような意味で言い換えできる表現を3つ紹介します。
『ご受納ください』は主にお金や品物について、受け取って納めてくださいという意味の言葉です。話し言葉としては使わず、手紙やメールといった書き言葉で使われます。 『お納めください』とほとんど同じ意味で、相手に何か渡すときに使います。しかし、あまり一般的な表現ではないので、相手によっては伝わらない可能性があることも覚えておきましょう。
記載されている内容は2017年01月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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