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間違いも多い「ご愁傷様」「お悔やみ申し上げます」の意味・使い方・例文

更新日:2024年07月23日

言葉の意味・例文

「ご愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」とは?自分の使い方は正しい?この記事では、「ご愁傷様」「お悔やみ申し上げます」などの意味から、メールなどでの正しい使い方と例文を解説しています。訃報に対して失礼のないように、対応するビジネスマナーを身に着けましょう。

あい‐とう〔‐タウ〕【哀悼】 [名](スル)人の死を悲しみ悼むこと。「哀悼の意を表する」「友の夭折を哀悼する」

使うときの注意

「哀悼を表します」は「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」とは異なり、話し言葉ではなく書き言葉です。そのため、葬儀の場などで遺族の方に「哀悼の意を表します」と言ってはいけないということです。 メールや手紙でお悔やみを伝える際にのみ使いましょう。使い方に不安がある方は「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」などを使用するのが無難です。

【お悔やみの言葉4】「ご冥福を御祈り致します」の使い方と例文

「ご冥福をお祈り致します」の意味

「ご冥福御祈り致します」は、上で紹介してきた3つの言葉と異なり、遺族ではなく死者に対しての言葉になります。 また、辞書で「冥福」の意味について調べてみると、「仏事」とありますが、仏教の思想からきた言葉ではありません。

みょう‐ふく〔ミヤウ‐〕【冥福】 ⇒めいふく(冥福) めい‐ふく【冥福】 死後の幸福。また、死後の幸福を祈って仏事を営むこと。みょうふく。「―を祈る」

使うときの注意

「冥福」という言葉はキリスト教や神道的には使うべきでないなどという意見がありますが、そもそも仏教由来の言葉ではないため、宗教の区別なく使える言葉であると言えます。そのため、葬儀の場などでの使用にも問題ありません。 ただ、デリケートな問題であり、相手を気遣う必要があるので、遺族の方の気持ちを考慮して「ご冥福をお祈りいたします」と話すのは避けた方が、トラブルは起きにくいかもしれません。

使用例文

・「突然のできごとで驚いています。心からご冥福御祈り致します。」 ・「謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福御祈り致します。」

お悔やみを伝える際の注意点4つ

それではお悔やみを伝える際に気をつけるべきことについて見ていきます。 「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」などの使い方があっていても、マナーに反する言葉を使ってしまっていたら、ご遺族の方たちに失礼であり、余計に傷つけてしまう恐れもあります。

注意1:「重ね言葉」は避ける

以下のような重ね言葉には 不幸が続くイメージがあるので避けましょう。 ・「重ね重ね」 ・「ますます」 ・「度々」 ・「くれぐれも」 また、 ・「続く」 ・「追って」 ・「繰り返す」 といった言葉も、同様の理由で使用すべきではありません。

注意2:「励ましの言葉」は避ける

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初回公開日:2016年12月23日

記載されている内容は2016年12月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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