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間違いも多い「ご愁傷様」「お悔やみ申し上げます」の意味・使い方・例文

初回公開日:2016年12月22日

更新日:2020年05月28日

記載されている内容は2016年12月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の意味

「ご愁傷様です」「お悔やみ申し上げます」とは?自分の使い方は正しい?この記事では、「ご愁傷様」「お悔やみ申し上げます」などの意味から、メールなどでの正しい使い方と例文を解説しています。訃報に対して失礼のないように、対応するビジネスマナーを身に着けましょう。

お悔やみの言葉4つ

まずは、一般的に使われるお悔やみの言葉について見ていきます。 みなさんもよく聞くと思いますが、4つ紹介します ・「ご愁傷様です」 ・「お悔やみ申し上げます」 ・「哀悼の意を表します」 ・「ご冥福御祈り致します」 それぞれの言葉の意味とニュアンスの違い、使い方について、下で詳しく見ていきます。

【お悔やみの言葉1】「ご愁傷様です」の使い方と例文

「ご愁傷様」の意味

「ご愁傷様」にはお悔やみの意味と、からかいの意味の2つがあります。

ごしゅうしょう‐さま〔ゴシウシヤウ‐〕【御愁傷様】 [形動] 1 相手を気の毒に思うさま。身内を失った人に対するお悔やみの語。「このたびはご愁傷様でございます」 2 1をもじって、気の毒に思う気持ちを、軽いからかいの意を含めていう語。「休日にも出勤とはご愁傷様」

「ご愁傷様です」の使い方と例文

中には、どちらか片方の意味しか知らず、特に2つめのからかいの意味しか知らない方は、お悔やみの言葉として使用していいのか分からず、戸惑ってしまうこともあると思います。 しかし、辞書にもお悔やみの意味が載っているように、故人の親族の方に対して使うことはできます。 ご愁傷様の使い方としては、辞書にも載っている、 ・「この度はご愁傷様でございます。」 ・「この度はご愁傷様です。」 で問題ありません。

【お悔やみの言葉2】「お悔やみ申し上げます」の使い方・例文

こちらの言葉は文字通りお悔やみを伝える際に使用できます。 実際にお葬式などで直接会った際にも、文面においてでも失礼な言葉には当たらないので、「ご愁傷様」という言葉に違和感を感じてしまう方などは「お悔やみ申し上げます」と伝えましょう。また、「ご愁傷様」と併用してお悔やみを伝えることも可能です。

「お悔やみ申し上げます」の使い方例文

「お悔やみ申し上げます」の使った例文は、 ・「この度は心からお悔やみ申し上げます。」 ・「この度は御愁傷様です。突然のことで驚いております。心からお悔やみ申し上げます。 などがあります。

【お悔やみの言葉3】「哀悼の意を表します」の使い方と例文

「哀悼の意を表します」の意味

「哀悼の意を表(ひょう)します」はそのまま、亡くなった方のことを思い悲しんでいる、心を痛めている、などの意味を持ちます。

あい‐とう〔‐タウ〕【哀悼】 [名](スル)人の死を悲しみ悼むこと。「哀悼の意を表する」「友の夭折を哀悼する」

使うときの注意

「哀悼を表します」は「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」とは異なり、話し言葉ではなく書き言葉です。そのため、葬儀の場などで遺族の方に「哀悼の意を表します」と言ってはいけないということです。 メールや手紙でお悔やみを伝える際にのみ使いましょう。使い方に不安がある方は「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」などを使用するのが無難です。

【お悔やみの言葉4】「ご冥福を御祈り致します」の使い方と例文

「ご冥福をお祈り致します」の意味

「ご冥福御祈り致します」は、上で紹介してきた3つの言葉と異なり、遺族ではなく死者に対しての言葉になります。 また、辞書で「冥福」の意味について調べてみると、「仏事」とありますが、仏教の思想からきた言葉ではありません。

みょう‐ふく〔ミヤウ‐〕【冥福】 ⇒めいふく(冥福) めい‐ふく【冥福】 死後の幸福。また、死後の幸福を祈って仏事を営むこと。みょうふく。「―を祈る」

使うときの注意

「冥福」という言葉はキリスト教や神道的には使うべきでないなどという意見がありますが、そもそも仏教由来の言葉ではないため、宗教の区別なく使える言葉であると言えます。そのため、葬儀の場などでの使用にも問題ありません。 ただ、デリケートな問題であり、相手を気遣う必要があるので、遺族の方の気持ちを考慮して「ご冥福をお祈りいたします」と話すのは避けた方が、トラブルは起きにくいかもしれません。

使用例文

・「突然のできごとで驚いています。心からご冥福御祈り致します。」 ・「謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福御祈り致します。」

お悔やみを伝える際の注意点4つ

それではお悔やみを伝える際に気をつけるべきことについて見ていきます。 「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」などの使い方があっていても、マナーに反する言葉を使ってしまっていたら、ご遺族の方たちに失礼であり、余計に傷つけてしまう恐れもあります。

注意1:「重ね言葉」は避ける

以下のような重ね言葉には 不幸が続くイメージがあるので避けましょう。 ・「重ね重ね」 ・「ますます」 ・「度々」 ・「くれぐれも」 また、 ・「続く」 ・「追って」 ・「繰り返す」 といった言葉も、同様の理由で使用すべきではありません。

注意2:「励ましの言葉」は避ける

・「頑張ってください」 ・「元気を出してください」 などの励ましの言葉は、遺族の負担になってしまいます。 ついよく考えず使ってしまいがちですが、相手のことを思うならばこそ避けるべき言葉です。

注意3:直接的な言葉、不吉な言葉は避ける

以下の言葉は不吉な印象を与えてしまうので使用してはいけません。 ・「消える」 ・「浮かばれない」 ・「大変なことになる」 また、下に、これらの言葉を言い換えた例を挙げます。

言い換えた言葉

・「生存」ー「ご生前、お元気なころ」 ・「たびたび」ー「何度も」 ・「返す返す」ー「何度も」 ・「重ねる」ー「何度も」 ・「たびたび」ー「何度も」 ・「再び」ー「何度も」 ・「次々と」ー「順に」 ・「まだまだ」ー「もっと」 ・「くれぐれも」ー「どうぞ」

注意4:大丈夫?など、聞かないようにする

親しい友人などに対して、「大丈夫?」など、「?」で終わる文を送ってしまうことがあると思いますが、返信をしなければならないプレッシャーを与えてしまうので、疑問文で終わらないようにしましょう。 返事がないからといって、何度も返事を催促したり、怒ってしまってはいけません。

どうしても聞かなければならないときの例文

「お時間空きましたら教えてください。」 「いつでも結構なので日時お願いします。」

文章は短く簡潔に

お悔やみのメールを送る際には、短く簡潔な文章を意識すると、失礼な文章やマナー違反な文章を防ぐことができます。 また、上記したように、お悔やみの言葉を伝える際には不用意に励ましたり、故人のことについて詳しく聞くことは厳禁です。

件名は簡潔に

件名には、「(名前)よりお悔やみ申し上げます」のように、 送り主と用件がわかりやすいようにします。 また、取引先への場合は、「株式会社〇〇(名前)よりお悔やみ申し上げます」と所属を記載するとよりわかりやすくていいでしょう。

前置きはしない

時候の挨拶などの前置きは書かず、すぐにお悔やみの言葉を書くようにします。 ビジネスメールのようなマナーとは異なります。 ただ、丁寧な言葉遣いは最低限のマナーとして守りましょう。

メールでは「ご愁傷様」「お悔やみ申し上げます」が適当

以上、お悔やみの言葉について見てきました。 結論としては、「ご愁傷様です」もしくは「お悔やみ申し上げます」の二つが、書き言葉としても話し言葉としても使える言葉である、ということです。なので、メールでお悔やみを伝える際はこのどちらかの言葉で伝えるといいでしょう。

お悔やみの言葉を伝えるときのタブー

重ね言葉などの忌み言葉は、文面上だけでなく、葬儀の場でもタブーなので気をつけて下さい。メールに限って言えば、ビジネスメールのような事項の挨拶は不要です。必要最低限の文章で送るようにしましょう。 メールで訃報を受け取った際は別ですが、手紙で受け取った際にメールで済ませてしまうのは失礼な行為になってしまいます。電話での連絡も、相手が忙しいこともあるので、避けた方がいいでしょう。

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