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「ご自愛ください」の意味と使い方|ビジネスにて目上の人への使い方

更新日:2024年08月27日

敬語表現

「お体ご自愛ください」は誤用!?ビジネスシーンでよく使う「ご自愛ください」という言葉について、正しい意味や使い方をご紹介しています。「ご自愛」の同義語などもご紹介しているので、敬語の勉強の一環として、ぜひ参考にしてみて下さい。

「ご自愛」は1年中使える言葉?

「ご自愛」を使った挨拶はバリエーションが豊富で、1年を通して季節の挨拶としても使われます。 例えば、1月頃であれば「厳寒の折、風邪など召されませぬようご自愛ください。」のように、月ごとにも適切な言い回しが決まっているのです。 中でも、暑い夏が過ぎ季節の変わり目となる9月などは、「ご自愛」という言葉が使われることが多いようです。「暑さも峠を越え、夏の疲れが出るころですので、ご自愛くださいますようお祈り申しあげます。」といった形で、結びの挨拶として使われます。

「ご自愛」が使える季節

「ご自愛」が手紙などで頻繁に使われるのは、1月・2月などの寒中見舞いや、8月・9月の暑中見舞い・残暑見舞いのようですが、それ以外の季節でも使うことは可能です。 上記でもご紹介したように、月や季節によって、「ご自愛」と組み合わせて使われる言葉は異なります。「ご自愛」の言い回しとして、1パターンだけを暗記するような使い方をしていると、「夏なのに冬の挨拶をしてしまった」といったミスをしてしまう可能性も。 手紙などで「ご自愛」を使う場合は、季節の挨拶を調べてから使うことをおすすめします。 会話などで使う場合は、無理に季節の挨拶などと共に使おうとせず、「ご自愛ください」「くれぐれもご自愛くださいませ」といったシンプルな言い回しで十分ですよ。

「ご自愛」の同義語2つ:「お大事に」「お労りください」

上記でもご紹介したように、「ご自愛」は使い方さえ覚えてしまえば、結びの挨拶などに年中使える便利な言葉です。 しかし、「ご自愛」ばかりを何度も使っていたのでは、会話のバリエーションとしては乏しい気もしますよね。 そこで、「ご自愛」と同じような意味を持つ言葉もご紹介していきます。状況や相手に合わせて使い分けましょう。

お大事に

「お大事に」は、よく耳にする聞き慣れたフレーズだと思います。 「お大事に」という言葉は、「お身体が大事に至りませんようご自愛ください」を略した言葉という見解もあります。 しかし、略した言葉だからといって丁寧さに欠けるわけではありません。 「お大事になさってください」などの言い回しは、体調を崩している上司などに使っても問題ありません。

お労りください

「ご自愛ください」と同じような意味を持つ言い回しとしては、「お労りください」などもおすすめです。 柔らかい雰囲気があり、丁寧な印象も与えることができるので、「ご自愛ください」という表現にマンネリしてきたら、「お労りください」なども使ってみてはいかがでしょうか?

「ご自愛」はさまざまなフレーズを覚えておくと便利

いかがでしたでしょうか?今回は、「ご自愛」という言葉をテーマにして、意味や正しい使い方をご紹介しました。 「ご自愛」を含むフレーズや言い回しは、日常的にもよく耳にします。会話の中でいろいろなフレーズを聞いて、バリエーションとして覚えておくと、さまざまな言い回しができるようになり、いざという時に便利ですよ。 また、季節の挨拶と組み合わせて使うことで、手紙などの結びの挨拶としても使えます。丁寧でかしこまった印象を与えられるので、時期や季節にあった挨拶を調べて、ぜひ使ってみて下さいね。

初回公開日:2016年12月07日

記載されている内容は2016年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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