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かっこいい花言葉12選|歴史や四季別の花についても詳しく解説

更新日:2024年01月08日

雑学・歴史

花言葉と聞いてなんとなく綺麗や可憐というのを想像されるかと思います。本記事ではかっこいい花言葉を一覧にして紹介しています。花言葉と花の関係、その背景を知ることでより面白くなります。花についての雑学が知りたいという方は、是非チェックしてみてください。

不屈の精神は、どんな困難に直面しても諦めない心です。「ブバルディア」は日本ではカンチョウジという名前です。 ブバルディアはアカネ科の花で、十字状の白い花が咲きます。名前はフランスのルイ13世の王室庭園長のシャルル・ブバールに由来しています。 花言葉である不屈の精神の由来ですが、実はこの花はヨーロッパの園芸家たちが何度も繰り返し交配させて作った植物なのです。その諦めなかった姿勢からきています。 他の花言葉で「交流」や「親交」もありますが、たくさんの交配を重ねたことに由来します。不屈の精神とは、人間のその姿勢が生み出したかっこいい花言葉だったのです。

5:「使者」

使者とだけ聞くとなんだか漠然としている花言葉ですが、由来を聞けばかっこいい花言葉だと納得するでしょう。この花言葉を持つのは「イチハツ」という花です。 イチハツはアヤメ科の多年生植物で、アヤメはアイリスとも呼ばれます。藤色の大きな花が咲きますが、和名のイチハツはこの花がアヤメ類の中で一番早く咲くので、一初(イチハツ)となりました。 学名はIris tectorum(イリス テクトルム)ですが、この学名に花言葉の由来があります。 花言葉の「使者」の由来は、学名にもあるイリスです。イリスはギリシャ語で虹を意味し、またギリシャ神話の女神の名前でもあります。イリスは伝令神で、虹で天上と地上を結び、使者としての役割を果たしたことが由来となっています。 女神がかけた虹から来たと考えればかっこいい花言葉でしょう。

6:「美しい装い」

美しい装いと聞くと、自分を飾り付ける服や正装などが浮かびます。これは「アイ」という花の花言葉で英名はIndigo plant(インディゴプラント)です。 アイはタデ科イヌタデ属の一年生植物です。上記の英名インディゴと聞いてピンとくる方もいるのではないでしょうか。インディゴは藍色の染料、藍染めと呼ばれデニムなどの着色に使われるものです。 「美しい装い」もこの藍染めが由来で、藍色に染まるその美しさからきていると言われています。また海外でも同じ花言葉を持ちます。これは海外でも染料として使われてきた歴史があるからです。 藍色に染まってしまえば、もう何色にも染まりませんね。美しい装いとは裏腹に強い意志を感じるかっこいい花言葉になっています。

7:「精神の美」

精神の美、すなわち美しい心という意味です。内面の美しさを表す花言葉を持つのは「クレマチス」です。 クレマチスはキンポウゲ科センニンソウ属の、つる性の多年生植物です。様々な色がありますが、紫や白がイメージされることが多いでしょう。 名前の由来はギリシャ語の「Klema(ぶどうの蔓)」からきたと言われています。和名では「鉄線(テッセン)」や「風車(カザグルマ)」とも呼ばれ親しまれていますが、これもクレマチスの一種です。 つるが細いのに、美しい花を咲かせることから精神の美という花言葉になりました。 またクレマチスには「旅人の喜び」という花言葉もあります。これはヨーロッパで宿屋の玄関先に、クレマチスが植えられていたそうです。旅人が快適に過ごせるように、願いを込めてもてなす風習だったようです。

8:「夢かなう」

夢かかなえばそれはかっこいいでしょう。そしてこの「夢かなう」はその由来がとてつもなくかっこいい花言葉なのです。そんな花言葉を持つのは「青いバラ」です。他の色のバラではなく、青いバラです。 バラはバラ科バラ属の総称です。花の中でも特に有名で、花を普段買わない方も知っているのではないでしょうか。様々な色や品種がありますが、青いバラは自然界に存在しません。そのため、青いバラの当初の花言葉は「不可能」「在りえない」でした。 しかし青いバラは世界中の愛好家の夢でした。時代が進み研究が重ねられ、青いバラを始めて完成させたのは、あのサントリーです。サントリーはオーストラリアの企業と合同で完成させたのです。 そして花言葉は「不可能」から「夢かなう」に変わりました。もう由来は聞かなくても分かるでしょう。夢はかなうという、強いメッセージが込められているかっこいい花言葉です。

9:「勝利への決意」

はっきりと意思を定め、実行することが決意です。力強くかっこいい花言葉ですが、これは「オダマキ」という花のものです。オダマキは色々な花の色がありますが「紫のオダマキ」になります。 オダマキはキンポウゲ科オダマキ属の総称です。漢字では苧環と書きますが、これは花の形が糸織りにつかう糸玉に由来します。 花言葉の由来ですが、これはライオンがオダマキの葉を食べることから、両手に葉をこすると勇気が出るという、おまじないに由来すると言われています。ライオンは勇気の象徴とされることから、勝利への決意へと繋がったのでしょう。

10:「華麗なる美」

華麗なる美は女性の美しさを連想させるかっこいい花言葉です。この花言葉を持つのは「カラー」です。 カラーはサトイモ科に属する多年生植物で、色々な色がありますが一般的に白をイメージされることが多いでしょう。 カラーの花言葉である華麗なる美は、ギリシャ語で美しいという意味の「カロス」に由来しており、同時に名前の由来でもあります。 他の花言葉にも「清純」や「乙女のしとやかさ」などもあり、まさに女性の高貴で美しさを連想させるかっこいい花言葉となっています。

11:「輝く心」

なんとなくキラキラとした花言葉ですが、きちんと由来があります。この花言葉は「カタバミ」の花言葉です。 カタバミはカタバミ科の多年生植物で、黄色や白の花を咲かせます。葉っぱクローバーそっくりで、見たこともある人も多いのではないでしょうか。 名前の由来は漢字で片喰とも書く通り、夜に葉を閉じた姿が食べられてしまったように見えることから名付けられました。カタバミの葉や茎にはシュウ酸が含まれており、これが後述する花言葉の由来になります。 輝く心の由来は、鎌倉時代に仏具や銅製の鏡を磨いていたことにちなみます。シュウ酸は錆びを落とす効果があるため古くから用いられてきたのです。

12:「先駆者」

先駆者という言葉自体憧れるでしょう。先見の明を持ち、その分野をいち早く開拓していく人というかっこいい花言葉です。この花言葉を持つのは「ボケ」という花です。 ボケはバラ科ボケ属の落葉低木です。漢字では木瓜と書きますが、実が瓜に似ていることからそう書かれます。 先駆者の由来はかの有名な戦国武将、織田信長から来ています。織田家の家紋は木瓜紋という、瓜の断面を元にデザインされた家紋で、その織田信長のイメージから「先駆者」や「指導者」とついたと言われています。その名前の響きと裏腹の、かっこいい花言葉でした。

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初回公開日:2022年10月05日

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