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嫌悪感の正しい意味や使い方は?類語や対義語もあわせて紹介

更新日:2024年11月08日

言葉の意味・例文

「嫌悪感」という言葉を使ったことがありますか。正しい意味と使い方を理解して使えているでしょうか。本記事では、「嫌悪感」の意味と使い方を例文も交えながら解説しています。伝えたいことが正しく伝わるように、「嫌悪感」の意味と使い方を覚え、正しく使っていきましょう。

「不快感」は「嫌悪感」の意味を説明するときにも使われる単語で、「不愉快に思う気持ち」「病気などで、快適でない感じ」という意味です。「ふかいかん」と読みます。「悪」のようなインパクトの強い漢字が使われていないため、「嫌悪感」ほど強いニュアンスはありません。 「不快感をあらわにする」「不快感をつのらせる」「不快感が軽減される」のような言い回しが使われます。

毛嫌い

「毛嫌い」は「これという理由もなく、感情的に嫌うこと」「わけもなく嫌うこと」という意味です。読み方は「けぎらい」です。「嫌い」という感情を表現していることと、「嫌い」という感情が強く表現されているという点で「嫌悪感」の類語となり得ます。 「初めてあったときから彼のことを毛嫌いしている」や「彼はお姉さんのことを毛嫌いしている」のように使います。

反感

「反感」は「相手の存在や言動に対して反抗する気持ち」「反発の感情」という意味で使われます。読み方は「はんかん」です。「嫌い」という感情が含まれていない点で「嫌悪感」と異なりますが、相手に反する気持ちを含む点で類語となり得ます。 「あまりにも厳しいことを言ったせいで、どうやら反感を買ってしまったらしい」という例文は、「嫌悪感を持たれたらしい」と言い換えてもほぼ同義です。

忌避

「忌避」は「きひ」と読み、「きらって避けること」という意味で使われる言葉です。「嫌悪感」との共通点は「嫌っている」という感情であり、異なる点は「嫌悪感」のような憎々しく思うほどの深い思いは含まれていない点です。 「忌避」は「する」をつけて動詞として使われることが多く、「親に決められた結婚を忌避する」「アレルギーの元となる菊の咲く庭を忌避する」のように使えます。

嫌気

「嫌気」には「いやけ」という読み方も「いやき」という読み方もあり、どちらも間違いではありません。「嫌気」はどちらの読み方でも「嫌だと思う気持ち」「気の進まないこと」という意味です。 「嫌悪感」の方が憎しみを伴う分、深い思いを表しますが、「嫌いな気持ち・感情」は共通しています。「奴の言い分には嫌気がした」「議論が堂々巡りを繰り返しており、嫌気がさした」のように使えます。

憎悪

「憎悪」の読み方は「ぞうお」で、「ひどく憎むこと」「憎み嫌うこと」という意味で使われます。「嫌悪感」と似ていますが、嫌いな気持ちではなく憎む気持ちが前面に出ている言葉です。 「あまりにも厳しく指導したため、憎悪の気持ちを抱かれたかもしれない」「世界平和を揺るがした政治指導者を憎悪する」のように使えます。

嫌悪感の対義語

「嫌悪感」と反対の意味を表現できる対義語も複数あります。対義語の正しい意味を覚え、表現したい気持ちを的確に言い表せる言葉を選択できるようにしておきましょう。 ここでは、「嫌悪感」の対義語となる2つの言葉について解説します。対義語を覚えておけば、感情をさまざまな角度から豊かに表現できるようになります。この機に語彙力を増やしておきましょう。

執心

「執心」は「しゅうしん」と読み、「ある物事に心を引かれて、それにこだわること」「執着」という意味です。「嫌悪感」は相手を嫌う強い感情を表現しており、相手にこだわる強い思いを表す「執心」は対義語になります。 「彼には嫌悪感しかない」と「彼に執心している」では、「彼」に相対する感情が表現されています。

愛好

「愛好」は「あいこう」と読み、「そのことが好きで楽しむこと」という意味で使われます。「愛」と「好」という好意的な漢字が重ねられていることで、「嫌」と「悪」という真逆の意味を持つ漢字を重ねた「嫌悪感」の対義語です。 「愛好家」「愛好心」という熟語で使われることが多く、「彼はクラッシック愛好家だ」や「動物に対する愛好心が愛護運動につながっている」のように使います。

嫌悪感の英語表現

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初回公開日:2022年09月07日

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