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「おちおち」の意味とは?使い方や英語の例文についても紹介

更新日:2024年09月11日

言葉の意味・例文

「おちおち」という言葉の意味を知っていますか。聞いたことはあるし、使ったことはあるけれど、正しい使い方を知っている人は少ないかもしれません。本記事では「おちおち」の意味や使い方について紹介しています。意味や使い方を知ってさまざまなシーンで使ってみてください。

例文3

つづいては、仕事に関する「おちおち」を使った例文です。

  • 「問い合わせや来客対応が多く、おちおち自分の仕事をしていられない」

電話での問い合わせが殺到したり、バタバタしている日に限って来客が多かったりするといった経験はありませんか。 自分の仕事をしようにも次から次へと対応に追われるため、「仕事をする」という行動ができずに終わってしまう様子を表しています。

例文4

最後に、出来事や動作がない例文を紹介します。

  • 「久しく夫の実家に帰ったが、姑に気を遣ってばかりでおちおちしていられない」

既述した例文には「寝る」「外出する」「仕事をする」といったように、明確な出来事や動作がありました。しかし、この例文では「おちおちしていられない」としかありません。 「おちおち」が「落ち着いて」「安心して」という意味なので、打消しの語「ない」の前にある「いる」を否定して「落ち着いていられない」となります。

「おちおち」の類語

ここからは「おちおち」の類語をいくつか紹介します。 「落ち着いて」「安心して」に相当する類語にはどのような言葉があるのでしょうか。「おちおち」以外の言葉を知って、日常生活で使ってみてください。

悠長

「悠長」とは、動作や態度が落ち着いていて、のんびりしている様子を表した言葉です。よい意味で使われることもありますが、悪い意味で使われることのほうが多いかもしれません。 例えば「君はいつも悠長にしすぎだ」「悠長なことを言ってられない」といったように、緊張感に欠けるニュアンスが含まれている場合が多いでしょう。 「おちおち寝てられない」「悠長に寝てられない」は、どちらも落ち着かない様子を表した使い方です。

悠然

つづいての「悠然」は、物事に動じず、余裕を持って落ち着いている様子を表した言葉です。人(または動物)の性質や動作に対して使われ、よい意味であることが多いでしょう。 例えば「あの人はいつも悠然とした態度です」「鳥たちが悠然と空を飛んでいる」などといったような使い方ができます。 「悠然」には、「おちおち」や「悠長」よりも余裕を感じさせるニュアンスが含まれているのです。

のんき

日常生活でよく使われる「のんき(呑気)」は、性格や気分がゆっくりしている様、また、おおらかであることを意味する言葉です。「悠長」と同じく、よい意味でも否定的な意味でも使われます。 例えば「のんき(呑気)過ぎるあの人を見ていると心配になります」といった文章が作れます。 「おちおち」は動作や出来事に、「のんき」は人の性格に対して使われる場合が多いでしょう。

のんびり

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初回公開日:2022年08月17日

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