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更新日:2024年11月03日
「業を背負う」という言葉をご存知でしょうか。この記事では、「業を背負う」の意味や例文、類語など詳しく説明します。この記事を読むことで言葉の意味の正しい理解とその使い方が分かります。言葉を使う場面や状況にあわせて使いこなしボキャブラリーを増やしましょう。
目次
自分の過去の行いが逃れようのない「業」である場合、「業を背負う」という言葉の意味に、前世で犯した罪を償うために生きることが加味されます。 仏法では、前世での罪をあがなうために現世で業を積み重ねることで、人生はいかようにも変えられると説いています。
ここでは、「過去に犯した罪を償うために生きること」という意味合いの例文を紹介しましょう。
「業を背負う」という用語は、仏教の考え方を踏まえた宗教的な意味合いが強い言葉のため、公式の場やビジネスシーンのやりとりなどで使うのは場違いとなります。 たとえば、家庭的に不幸な出来事が続いたりしたときに、ごく内輪の親しい人との会話でこの用語を使うなど、TPOを踏まえて使うようにしましょう。
「業を背負う」とは、過去に犯した罪を償うために生きることを指しますが、この観念は人間の罪と苦しみからの解放を願う多くの宗教に見られるものです。 ここからは、仏教、キリスト教などの宗旨を踏まえながら、贖罪を表す類義語を見て行きましょう。
仏教用語である「因縁(いんねん)」は、「ものごとの生ずる原因」を意味し、「因」は直接的原因、「縁」は間接的条件を指します。 仏教の教えでは、この「因」と「縁」からこの世の物事はすべて定められているため、「因縁を背負う」は、「業を背負う」と同じ意味合いを持ちます。
十字架は、古くから装飾的・象徴的印として使われていましたが、キリスト教では、キリストの十字架による磔刑を象徴化し、贖罪・犠牲・苦難・愛などを意味する崇敬の対象としています。 このことから、「十字架を背負う」とは、「原罪を背負って、その罪をあがなう」ことを指し、「業を背負う」と同じ意味合いを持ちます。
仏教においては、「宿命」を「宿業(しゅくごう)」と呼びます。この「宿業」の考えでは、その人物の行為の善悪により、未来の結果が変わるとしています。 つまり、どのような未来を迎えるのかは、今の在り様によるもので、行い次第では未来の人生を喜びにも悲しみにも変化させられるということです。 人生は単なる偶然であると説く運命論とは全く異なる考え方と言えるでしょう。
「カルマ(karma/karman)」とは、サンスクリット語から派生した言葉で、本来の意味は「行為」を表します。 仏教では、このカルマを身業、口業、意業の「三業」とし、これらを善悪・苦楽の結果をもたらすものとしています。 そのため、「カルマを背負う」の「カルマ」と、「業を背負う」の「業」は同じ意味と捉えてよいでしょう。
記載されている内容は2022年08月19日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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