
更新日:2023年01月07日
「延べ人数」という言葉の内容を説明できる方は意外と少ないのではないでしょうか。本記事では「延べ人数」の正しい意味や使い方を例文をもとに紹介しています。似た言葉である「実人数」との違いについても触れていますので、理解を深めたい方はぜひ読んでみてください。
日数を延べで表現する場合は「延べ日数」と言います。これは、何人かで終わらせた作業を仮に1人で行わなければないらないとしたら何日になるか、という視点で換算した日数になります。 例えば5人で「千羽鶴」を折る作業を行い、3日かかったとしましょう。もし、この作業を1人で行わなければならないとしたら「5人×3日間=15日」という計算になるため、延べ日数は15日となります。 また、工事などが天候により延期になってしまったとしましょう。すると本来の納期は1ヶ月であったものの、納期を伸ばさなければならなくなりますよね。このような場合は「日延べ」という言葉で表し、納期を延長することを意味しています。
「延べ人数」の正しい意味を理解していただけたでしょうか。お気づきの方もいるかもしれませんが、延べ人数という言葉には実際の人数よりも大きく見せることができるという少しトリッキーな側面があります。 世の中の広告では「延べ○○人の・・」という表現が多く使われていますが、これは多くの人が「延べ」という言葉の正確な意味を知らない事実を逆手に取った手法でもあるわけですね。 「延べ人数」という言葉の正しい意味を知ることで、世の中の情報に惑わされず、本質を見抜くことができるようになります。日常の中で「延べ」という言葉が出てきた時には注意深くその意味を考えるようにしてみてくださいね。
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