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「筆まめ」の意味は何?対義語や類似の表現などもあわせて紹介

更新日:2024年10月13日

言葉の意味・例文

「筆まめ」を使い際に、使い方や言葉の意味がよくわからず、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、「筆まめ」の意味や由来を解説しながら、使い方などを紹介します。「筆まめ」の使い方に疑問や不安を持っている方はぜひチェックしてみてください。

筆まめの対義語

「筆まめ」は「面倒くさがらずに手紙や文章を書く」ことです。では、その対義語は「筆まめ」を否定する意味の言葉となります。このことからも、「手紙や文章を書くことを面倒くさがる」ことが対義語の意味です。ここからは「筆まめ」の対義語を紹介します。 その対義語は「ふでぶしょう」という言葉です。語句の表記は二つあり、いずれも「筆」を否定する意味をもっています。 ここからは、二つ表記のある言葉の意味や成り立ち、言葉の構成を見ていきますので、違いを押さえておきましょう。

筆不精

「筆不精(ふでぶしょう)」は「手紙や文章を書くことを面倒くさがること。また、そのさまやそのような人」という意味です。 「筆不精」は「筆」、「不」、「精」から構成されています。この中で「精」は「こころ。気力」という意味です。「筆」は「文章を書くこと」ですから、「筆不精」は「文章を書く気力がない」です。 「面倒くさがる」という意味を「気力がない」という意味で表現しています。「筆不精」は「筆まめ」を否定する言葉で対義語といえます。

筆無精

「筆不精」にはもうひとつの表記として「筆無精」があります。「筆無精」も「筆不精」と意味は同じで「筆まめ」の対義語です。 このふたつの表記の違いは「不」と「無」です。どちらも「でない」、「しない」という意味で接頭語として後に続く語を否定します。 「無」よりも「不」の方がこの言葉の意味を際立たせるので、使われ方としては「筆不精」の方が多くなっています。

「筆まめ」類似の表現は?

「筆まめ」の類似表現は「筆まめ」のようにひとつの語句で表現するものはありません。しかし、「筆まめ」について類似する表現はその意味からもいくつかあります。 「手紙や文章を書くことに精を出す」、「面倒と思わずに根気よく手紙などを書く」これらのことからも、類似する表現としては「真面目」や「勤勉」が挙げられます。ここからは、それぞれの意味や使われ方、「筆まめ」との類似性について見ていきましょう。

真面目

「筆まめ」の類似表現として「真面目」が挙げられます。「真面目」は「うそやいい加減なところがなく、真剣であること。誠実であること」という意味です。 「筆まめ」の「面倒くさがらない」という点においては似通ったところがあります。しかし、「真面目」の方が「筆まめ」よりも真剣や誠実を強調している点が強く、「筆まめ」のように「手紙や文章を書くことが面倒でない」という意味からは離れています。 そのため類似表現としては若干ニュアンスが違います。

勤勉

「勤勉」も「筆まめ」の類似表現として挙げられます。「勤勉」は「一生懸命に精を出して励むこと」という意味です。この言葉も「筆まめ」の「面倒くさがらない」ところにおいて似通った言葉です。 「勤勉」も「勤勉手当」など一生懸命のイメージ強く、「筆まめ」のもっている意味の一部分だけ類似しているだけです。したがって、「筆まめ」と比べるとこの言葉も若干ニュアンスが違うところがあります。

「几帳面」と「筆まめ」の違い

「几帳面」と「筆まめ」はどちらも「几帳」や「筆」をたとえとして派生した言葉です。似たような感じの言葉ですが違いがあります。「几帳面」は「細かいところまできちんと物事を行うさま」という意味です。 「几帳面」の由来は平安時代における貴族の屋敷の仕切り柱のことで、それがたとえです。この柱を設置するための作業が細かいものであったことを語源としていると言われています。よく言われるフレーズとしては「几帳面な性格」です。 両者とも「面倒くさがらずにきちんと行う」という点では似通っています。しかし、「几帳面」はすべての物事を対象にしていいますが、「筆まめ」は「手紙や文章を書く」行為が対象です。 「几帳面」は「手紙や文章を書く」ことも含んだすべてのことであって、その点において相違があります。

筆まめを使用するときの注意点

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初回公開日:2022年07月22日

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