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「核心をつく」の意味とは?使い方や言い換え・例文なども解説

更新日:2024年10月10日

言葉の意味・例文

「核心をつく」という言葉は、テレビなどでよく聞かれます。しかし、その意味を知らない方は、意外と多いのではないでしょうか。本記事ではその意味や使い方、類義語、そして対義語などについてご紹介します。「核心をつく」の正しい使い方を知りたい方は要チェックしましょう。

「『核心をつく』って、どういう意味だったっけ?」 「『核心をつく』って、どんなときに使うのかな?」 「『核心をつく』って、意外と使うのが難しいなぁ~」 「核心をつく」という言葉は、よくテレビや書籍などで見聞きしますが、意外と意味や使い方が分からない方も多いのではないでしょうか。 また「核心」を「確信」と混同したり、変換ミスしたりする方も、大変多いことでしょう。 この記事では「核心をつく」の意味の他、その由来、そして使い方をご紹介するとともに、「確信」との違いや言い換え、そして対義語についてもご紹介します。 他にも、核心をつかれたときの人の特徴についても解説します。 この記事を読むことによって「核心をつく」という言葉の意味や使い方を正しく知ることができるようになるでしょう。 「核心をつく」の正しい意味や使い方を知りたい方は、ぜひこの記事をご覧になってください。

「核心をつく」の意味

「核心をつく」とは、物事のいちばん重要なところを、ピンポイントに攻めたり言及したりするという意味です。 「核心を突く」あるいは「核心を衝く」とも表記されます。 たとえば、議論をしているときに、誰かがその議題の要点について追及した場合が、これに当てはまるシチュエーションです。 また、話題の対象となる人が、他の人に対して、その人の隠している点や痛いところを追及する場合にも表現されることがあります。 話し言葉としては少々堅苦しいですが、比較的よく使われる言葉です。

「核心」の意味

「核心をつく」の「核心」とは「物事の中心となる大切なところ」という意味です。 同義語では「中核」や「中心」に置き換えることができます。 また「目玉」や「基軸」といった単語も、同義語として挙げられる場合もあるでしょう。 キモとなる言葉だから、この意味において、置き換え可能な同義語が数多くあるのもうなずけます。

「確信」との違い

「核心」と同音異義語に「確信」があります。 「確信」とは「固く信じて疑わないこと」という意味です。 「確信」は「する」ものであり「持つ」ものでもあります。 よって「確信をつく」という言葉は誤りです。 両者を混同すると、全く違う意味になってしまいます。 「核心をつく」とは言っても「確信をつく」とは言いませんので、変換の際には特に注意してください。

「核心をつく」の由来

「核心をつく」という慣用句の由来自体は、よく分かっていません。 「核」という漢字に限っていえば「果実の種」が語源となります。 それが転じて「物事の中心」や「重要なところ」を意味するようになり「細胞の核」や「地核」そして「原子核」など、生物・物理・科学の分野においても使われるようになりました。 いずれにせよ「物事の大事な部分」であることは変わりがありません。

「核心をつく」の使い方・例文

「核心をつく」の使い方には、2つのケースがあります。 1つは「物事の要に触れる場合」、もう1つは「相手が嫌がる本質などを指摘する場合」です。 ここでは、この2つのケースについて、例文とともにご紹介します。 使い方が分からなくて困っている方は、ぜひこの例文をご参考になさってください。

物事の要に触れる場合

このケースでは、一般的な表現として、よく使われます。 それでは、例文をご紹介しましょう。 「この評論家の著書は、政治の腐敗について核心をつく一冊だ」 「このドキュメンタリーは、格差社会の核心をつく構成に仕上がっている」 「今回の会議では、売上減の要因について核心をつく議論が交わされた」 このように、ターゲットとなる物事の要に触れていることを表現する場合に使います。

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初回公開日:2022年07月15日

記載されている内容は2022年07月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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