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「かかわらず」の意味と「関わらず」など漢字による違い|使い方や英語表現も

更新日:2024年04月25日

言葉の意味・例文

「かかわらず」という言葉の意味を知っていますか。この記事では、「かかわらず」の基本的な意味や漢字表記による違いに加えて、例文と類語表現、英語表現も紹介します。「かかわらず」を正しく使いたいと思う人はぜひチェックしてください。

「かかわらずって漢字でどう書くの?」 「にもかかわらずとはどういう意味?」 「かかわらず」という表現を聞いたり使ったりしたことはないでしょうか。文字で書こうとすると、どの漢字が正しいか迷ってしまうかもしれません。 本記事では、「かかわらず」の意味や漢字の使い方の解説に加えて、例文や類義語、英語での表現を紹介します。 この記事を読めば、「かかわらず」を漢字で書く場合の使い分けやそれぞれの漢字が持つ正しい意味がわかるでしょう。同じような意味で言い換えできる表現や、英語表現も知ることができるので使い方の幅が広がります。 「かかわらず」という表現の意味を知りたい人や、正しく使いたいと思っている人は、ぜひチェックしてください。

「かかわらず」の意味

「かかわらず」という言葉には2つの意味があります。1つ目は、「関係なく」という意味です。2つ目は、前に述べた内容を否定して、予想と違う結果になったという意味で使います。

「かかわらず」という言葉は漢字表記によって意味が変わる

「かかわらず」を漢字で書くときには「拘らず」、「関わらず」、「係わらず」の3種類の漢字が使われます。どの漢字を使うかで言葉の意味が変わりますので、伝えたい内容に合うように注意しましょう。

「拘らず」と「関わらず」と「係わらず」の違い

「拘らず」は「こだわらないで」という意味のときに使われ、「関わらず」と「係わらず」は「関係なく」という意味です。特に「係わらず」は、自分から近づかなければ関係のない、細い関係性に対して使います。

多くの辞書に見られる表記は「拘らず」

「かかわらず」という言葉の語源になったのは、漢語の「不拘」です。そのため、3つの漢字表記の中で「拘らず」が正しく、多くの辞書でも「拘らず」と表記されています。

常用漢字表に読みとして存在しているのは「関わらず」

常用漢字表では「拘らず」と「係わらず」に「かかわらず」という読みはありません。2010年に「関わる」に「かかわる」という読みが使えるようになったため、「関わらず」は唯一「かかわらず」と読めます。

新聞などでは「にもかかわらず」と平仮名で表記される

多くの辞書では、「かかわらず」と「にもかかわらず」は別の言葉として扱われ、正しい漢字表記が「にも拘らず」となり常用漢字外です。そのため、常用漢字表を基準とする新聞などでは、「にもかかわらず」が平仮名で表記されています。

「かかわらず」の例文

実際の会話や文章で、「かかわらず」はどのように使われるのでしょうか。「かかわらず」という表現を使った例文と使われる漢字表記を3種類紹介します。

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初回公開日:2022年07月15日

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