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「見やる」の正しい意味と使い方は?類語や例文もあわせて紹介

更新日:2024年09月03日

言葉の意味・例文

「見やる」という言葉を聞いたり、話したりしたことはないでしょうか。この記事では、「見やる」の正しい意味をはじめ、類語や例文についてもあわせて紹介します。「見やる」の使い方をマスターして、日本語の教養を高めていきましょう。

4:目をやる

「目をやる」には「視線をその方に向ける。その方を見る。」という意味があります。 「目をやる」は漢字で書くと「目を遣る」となります。漢字も似ており、意味としても4つの中で最も「見やる」に近い言葉です。 例えば、「時計の方へ目をやる」と「時計を見やる」はほぼ同じ意味です。何気なく時計の方へ目線を向けたという意味合いになります。

「見やる」の3つの例文

最後に「見やる」を使った例文を見ていきます。 おさらいになりますが、「見やる」には遠くのものを見る意味のほかに特定の方向へ目線を向ける意味があります。その2点をしっかり思い出しながら、「見やる」の使い方をマスターしていきましょう。 今回は3つの例文を見ていきますが、本記事を見終わった後にご自身の言葉で例文を作っておくことをおすすめします。

1:はるかかなたの空を見やる

まずは、「はるかかなたの空を見やる」です。 まず、「はるか」という言葉でかなり距離として遠いことを示しています。これは特定の方向を示しているわけではないので、「遠くを見る」という意味で「見やる」を使っていることが分かります。 また、「遠くを見る」だけでなく、ぼんやりと見ている印象が与えられる「見やる」の使い方です。

2:物音のする方を見やる

次に、「物音のする方を見やる」です。 こちらは、物音がしたことで特定の方向へ視線が動かされたことを表している文です。特定の方向を見るという意味で「見やる」を使っていることが分かります。 「見やる」と類語の違いで多いのが「見る対象の移動」です。「見やる」が持つ、この動的なニュアンスは他の類語には少ない意味合いとなりますので注意しましょう。

3:遠くを見やるような目つき

最後は、「遠くを見やるような目つき」です。 この文は特定の方向に対して目線をむけているのではありません。しかし、1つ目の例文でお伝えしたような景色を表しているわけでもありません。 昔のことを思い出すなど、物思いにふける様を想起させる文です。「遠いものを見る」というのが「見やる」の意味の一つですが、地理的な距離だけでなく、時間的な距離を表す際にも「見やる」を用いることができます。

「見やる」を正しく使おう!

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初回公開日:2022年06月25日

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