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「見やる」の正しい意味と使い方は?類語や例文もあわせて紹介

更新日:2024年03月19日

言葉の意味・例文

「見やる」という言葉を聞いたり、話したりしたことはないでしょうか。この記事では、「見やる」の正しい意味をはじめ、類語や例文についてもあわせて紹介します。「見やる」の使い方をマスターして、日本語の教養を高めていきましょう。

見やるの意味の1つとして「遠くを見る」というものがあります。 例えば、「沖を見やる」ということができます。遠くにあるものを見る際に用いるなど、あまり注視はせずにぼんやりと遠くのものを見るという意味です。 そのため、距離が遠いものやぼんやりと対象を見る場合に利用できます。

特定の方向を見る意味での使い方

「見やる」の2つ目の意味は「特定の方向を見る」という意味です。 例えば、「こちらを見やる」などの使い方ができます。1つ目の意味のようにぼんやりとした見方ではなく、特定の方向や対象物を見る言い方となります。 2つの意味とも目線となる対象が移動しているということは共通していますが、距離や対象物の正確性に違いがあります。

「見やる」の4つの類語

見やるの意味や例文を見ていただきましたが、やや古めかしいニュアンスがあるのも確かです。また、そのようなニュアンスがあるためか、冒頭でお伝えしたように聞きなれない言葉と感じる方もいらっしゃるでしょう。 見やるには類語があります。少しずつニュアンスが異なりますので、その点も楽しみながら見やるの類語を覚えていきましょう。

1:眺める

「眺める」とは「広い範囲を見る。見渡す。じっと見る。物事やその成り行きを見る。傍観する。」という意味を持ちます。 「見やる」とは異なり、俯瞰的に対象を見るなど、注視してみるようなニュアンスを持ちます。 例えば、「海を眺める」だと海という景色をしっかり見ているという意味合いになります。しかし、「海の方を見やる」だとぼんやりと海の方へ目線を向けたという意味合いになります。

2:望む

「望む」は「臨む」と同じ語源を持っており、「はるかに隔てて見る。遠くを眺めやる。」という意味です。 「見やる」とは異なり、見たい対象を移動させるニュアンスはありません。例えば、「音がなる方へ見やる」とはできますが、「音がなる方へ望む」とはなりません。「望む」は景色などを対象として用います。

3:覗く

「覗く」は「物陰やすきま、小さな穴などから見る。ちょっと見る。また、本格的でなくほんの一部分だけを知る。」という意味です。 「覗く」には大きな対象ではなく、少しの範囲だけを見るというニュアンスがあります。「見やる」との違いとしてはぼんやりとした見方ではなく、注視のように見る対象がはっきりしているところにあります。 例えば、「日記を覗く」という使い方ができます。

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初回公開日:2022年06月25日

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