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翻っての意味と使い方|語源や類語・英語表現を例文を交えて紹介

更新日:2024年02月25日

言葉の意味・例文

”翻って”の意味や使い方がわからないことってありますよね。この記事では、“翻って”について解説します。文字の読み方や意味から文字の成り立ち、英語表現までわかりやすく説明し、”翻って”を使った例文も掲載しています。”翻って”について学んでいきましょう。

翻っての使い方

ここでは、翻っての使い分けについて解説します。 翻ってを視点の違いでの使い分け、副詞・接続詞・動詞の用法、語感での使い分けから見ていきしっかり学ぶことで適切に翻ってを使えるようになります。

視点の違いでの使い分け

今の視点から別の視点に変わる時に翻ってという言葉を使用します。 視点の違いでの使い分けは必ずしも二つの視点が正反対である必要はなく、反対にという意味もあれば、別の方向からという意味でも使う事ができます。 例えば、Aさんが仕事を退職し、仕事場の人は悲しんでいる。という文章です。 視点を変えた文章にすると、Aさんは仕事を辞めて趣味に没頭できると喜んでいる。という文章です。 2つの文章を翻ってを接続詞として使います。 繋げた文章は、Aさんが仕事を退職して仕事場の人は悲しんでいる。翻ってAさんは仕事を辞めて趣味に没頭できると喜んでいる。となります。

副詞・接続詞・動詞などの用法・語感での使い分け

翻っての副詞・接続詞・動詞などの用法・語感での使い分けを説明します。 翻っての副詞は、文の中でほかの言葉の意味をくわしく説明する語です。 翻っての副詞は反対に、これとは別に、といった意味で使われます。 翻っての接続詞での類義語はたまたです。 翻っての動詞は「翻る」です。 翻っての語感での使い方は、ひとつの事についての言及を終わらせて、次の関連する話題に移行するときに接続詞的に使い、これまでと違う見方、反対の見方を展開する用法があります。

翻っての例文

下記のリストに翻っての例文を9つ出しました。 例文は翻っての副詞、接続詞、動詞、視点の違いを例文にしています。 翻ってを文章やスピーチで使うときは参考にしてください。 翻ってという言葉自体は日常的に使う表現ではありません。 翻ってを使うときのポイントとしては、ビジネスや会議、スピーチといったフォーマルな場面では好んで使う言葉です。 また、翻っては別々の2つの視点の文をつなぐ役割で使います。

  • ここからの相手の出方次第では勝敗が翻ってしまいます。
  • 翻って考えてみると、その提案は良い提案なのかもしれません。
  • 強風が吹いて洗濯物が翻っていました。
  • 企画は没になった。翻ってみるとアイデア自体は良いものだった。
  • 高齢者が増えているが、翻って若者は減っている。
  • 今日は休みの予定が翻って、仕事になった。
  • この業界は衰退しているが翻って我が社は業績が上がっている。
  • 国民の給料は上がっていない。翻って私の給料は鰻登りに上昇しています。
  • 決まっていた方針が急に翻る。

翻っての英語表現

翻ってを英語表現で使うときは、“on otther hand(反対の)”や“on second thought(一方、別の考えでは)”を使うのが一般的です。 2つの対照的な内容を説明する時に、文章と文章の間に“but then again”を入れてつなげる場合もあるのです。 I like liquor. But then again, I don't drink everyday.(私は酒が好きです。翻って毎日飲むわけではありません。) という例文が作れます。 “on reflection”(翻って考えるに)“then again”(その反面)、“but then”(しかしその一方では)といった英語表現もあります。

on the other hand

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初回公開日:2022年06月22日

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