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更新日:2024年10月29日
インターネット上で「転載禁止」というフレーズをよく目にします。SNSなどの画像や文章が無断で他のサイトで使用されることを防ぐための注意書きです。この記事では覚えておくと便利な「転載禁止」の英語表現を紹介しています。無用なトラブル防止のため参考にしてください。
目次
「転載」とは、SNS上に上がっている画像や著作物を「複製」して、他人が別のサイトに挙げることを言います。 インターネットやSNSの普及で、画像などをアップした本人の許可なく転載する「無断転載」が問題になることも増えています。 無許可で転載を行った場合、著作権法で認められている場合を除いて「著作権侵害」で処罰の対象となることもあるので注意が必要です。
主要なSNSサービスは、世界中の人が閲覧できるので、「転載」は日本国内で日本人だけが行うとは限りません。 日本人が挙げた画像が、外国人の手で海外サイトに無許可で転載され、知らないうちに広まってしまう、怖い事態に陥ることもあり得ます。 国内であれ海外であれ、無断転載の被害を抑える防衛策の1つが、「転載禁止」の意思を表した表示を画像などに添付することです。
現在、日本では、著作物や画像は著作権の有無の表示をしなくても、自動的に著作権が発生するという「無方式主義」を採用しています。著作物や画像に、著作権に関しての注記をせずとも、基本的に著作権は保護されますが、それでも無断転載のリスクは伴います。 そのため、法律的な義務はなくとも、著作権をアピールするために、「著作権に関する注意書き」を表記することが、現在も慣習的に行われています。
インターネットや書籍などの、画像や著作物に関する「著作権に関する注意書き」のことを、英語では「Copyright Notice」と言います。 「Copyright」は「著作権」、「Notice」は「告知、注意」のことで、「Copyright Notice」を示す英語の書き方には、いろいろな種類があります。
「Copyright Notice」で、最もよく目にするのは「All rights reserved」という英語表現です。「All rights」は「すべての権利」、そして「reserve」は「権利を保有する」という意味です。 ただし現在は、特に注記しなくても著作物には著作権が自動的に発生するという考え方が国際的に主流のため、こうした記載は、単に慣習的なものとなっています。
「Copyright Notice」は「All rights reserved」のような一言フレーズもあれば、「無断転載を禁止する」旨を、詳細に英語の文章で書く場合もあります。 また、もっと短く「©(会社名)」のように「©」マークで、著作権があることの意思表示を行うこともあります。いずれの場合でも、現在は「Copyright Notice」の表記は慣習的なものなので、表示の法的義務や拘束力はありません。
特に法的な拘束力のない「Copyright Notice」が、現在も慣習的に表記されている最大の目的は「転載禁止」のアピールのためとも言えます。 それでは、転載禁止の意思表示を示した、「Copyright Notice」の代表的な英語表現を紹介します。英語圏をはじめ、海外向けに情報を発信する場合の参考にしてください。
「転載禁止」の意思を表した、最も代表的な英語表記は前述の「All rights reserved.」です。これは、著作権に関する古い国際条約の1つ「ブエノスアイレス条約(1910年)」で必須とされた著作権表示の方法です。 現在は、日本も含め、特に表示をしなくても著作権は保護されるというスタンスの「ベルヌ条約」に加盟する国が多く、この表記の法的根拠はありませんが、今でも慣習的に使われています。
記載されている内容は2019年10月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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