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大概とは?7つの意味と使い方知ってる?「君も大概だな」って言われたら?

更新日:2024年10月28日

雑学・歴史

大概という言葉がたまに登場します。比較的に年代が上の方に使われている言葉です。しかしこの言葉の本当の意味について理解しているかどうかは人それぞれです。そこで今回は大概という言葉が持っている意味や、その使い方の事例などについてご紹介します。

大概という言葉は、時として否定的な意味でも用いられてきました。その意味の一つが、普通ではなくはなはだしいような状況や態度についてを言い表します。「大概にしておけ」というように、相手に注意を促すような時に用いられます。 もうこれ以上やっても仕方がないから、この辺で一旦やめておけというような、警告や注意を促す場合などに用いられてきています。なので、この場合の大概とは、あまり良い意味では扱われてないことを表現しています。

大概の意味5:[副詞]かなりの程度|いいかげん

大概とは、かなりの程度に達しているような状態でも使われます。大半はこうだとかいい加減な感じで全体を指します。すごくアバウトにざっくりとこういうことなんだというような意味で用いられます。 例えば、何かの作業をしていて、同じことをずっと繰り返しているとなかなか終わりが見えてこない場合があります。最初から終わりがないエンドレスな仕事の場合など、どこかで見切りをつけないといけません。そのような時に、大概にしておこうというように使われます。

大概の意味6:[副詞]たぶん|おそらく

大概の意味として、推測してみたことがかなりな部分で確実になっている状態を示す時に使うことがあります。たぶんやおそらくといった言い回しと類似しています。これだけの準備をしておけばきっと充分だろうといった憶測をするようなことです。 これも前述した内容に近いのですが、100%まで確実だとは言い切れなくて、万が一ということもあり得るけど、それを気にしていたら何も始まらないのだから、今のこの状態でやってしまっても大丈夫だろうと予測した時の言葉です。

大概の意味7:[副詞]常識の範囲で限界を超えないさま

これも前述の内容とややかぶる部分はありますが、常識の範疇、モラルでのことと比較対象する場合に言い表すために用いられています。「大概の常識では」といったように、周知に知れ渡っている事実や慣習、風習などにあてはまる場合のことです。 多くの人々にとっては、もう分かり切っていて疑うことがない事象を取り上げた時に、それを総称していう場合に用いられます。

大概を使った例文7つ

大概という言葉には、大きく7つの意味があることがご理解できたと思いますが、実際にはどのような使用方法があるのでしょうか。ここでは、それら大概の意味を使った表現の事例についてご紹介していきます。大概という言葉を使用する際は、以下のような使い方をよくします。

大概を使った例文1:大概の人は知っている

世の中のかなり多くの人々が、そのことを理解し熟知している場合もあるという時に用います。今さら言うのも野暮だけど、知っているのが当たり前なんだということへの指摘をする意味として用いられることがあります。 ・あなたの言っていることは、大概の人は知っている

大概を使った例文2:プランの大概を説明する

とある計画が浮上しているとした場合、その一部始終とまではいかなくとも全体像を何となく把握できているという意味で用いている表現です。具体的には、100%は実態は見えなくとも、90%くらいの高い確率で全貌が見えているということです。 なので意見が一致すれば、すぐにでもそのプランは実施できる準備がととのているということです。 ・まだ正式に決定はしていないが、プランの大概を説明することは可能だ

大概を使った例文3:大概のことには驚かない

この場合の大概とは、常識の範疇や通例化していること、当たり前な内容でほとんどの人々が認知している状態で、そんな渦中にあることだから珍しくはないという意味です。だいたいはもう経験済みなんで、今さら驚くことはないだろうという意味です。 割と心の状態が落ち着いていて怖いものがないほどの強さを持っています。 ・その件については経験が豊富なので、大概のことには驚いたりしない

大概を使った例文4:君も大概だな

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初回公開日:2019年10月08日

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