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【業界研究】映画業界の現状・動向・課題について

更新日:2023年12月11日

業界・企業研究

2016年は、映画業界にとってエポックメイキングとも言える1年になりました。

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1. 業界の現状

2016年は、映画業界にとってエポックメイキングとも言える1年になりました。

もちろん最注目は、年間映画興行1位に輝いた『君の名は。』です。年間映画興行2位の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に大差をつけ、歴代邦画興収でも歴代最高の『千と千尋の神隠し』(2001年公開、宮崎駿監督、308億円)に次ぐ2位に躍り出る快挙を成し遂げました。

そして、全世界興行収入でも2億8101万2839ドルとなり、これまで1位であった『千と千尋の神隠し』の2億7492万5095ドルを上回って、世界で最も稼いだ日本映画となったのです。(アメリカの映画興行情報サイトBOX OFFICE MOJO調べ。2016年8月27日から2017年1月8日までの数字。)

その功績は、メガヒットとなっただけではなく、製作方法から海外展開に到るまで、アニメ映画の枠組みを越えていくような大胆な作り方がされていたという点にあるようです。

ちなみに、2016年度の年間映画興行は以下の通りになります。

1位:君の名は。:235.6億円:東宝 2位:シン・ゴジラ:82.5億円:東宝 3位:名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア):63.3億円:東宝

1位:スター・ウォーズ/フォースの覚醒:116.3億円:WDS 2位:ズートピア:76.3億円:WDS 3位:ファインディング・ドリー:68.3億円:WDS

上位タイトルだけあって、どの作品も有名なものばかりですが、こういった映画に深く関わるのが映画業界の仕事になります。

基本情報

  • 市場規模:2171億円
  • 労働者数:4470人
  • 平均年齢:39.8歳
  • 平均勤続年数:10.4年
  • 平均年収:575万円

長期にわたって低迷していたこともあり、市場規模は決して大きくはない数字となっています。ただし、震災以後は興行収入も上昇傾向にあるので、これからの成長に期待といったところでしょう。

平均年収も日本の平均よりは若干高めになっていますが、大手企業と中小企業では、大きな差があると言われているのもこの業界の特徴です。

仕事内容

映画業界の仕事は、大きく分けて、製作(メーカー)、配給(卸)、興行(小売)の3部門で成り立っています。

製作は映画を企画し、資金とスタッフを集めて作品を作り、配給は上映する映画館を確保して、映画を宣伝し、興行は映画館を運営します。

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