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更新日:2024年10月07日
成城石井が2016年の食のキーワードとして取り上げたのが「さらなる健康志向」というフレーズでしたが、消費者にとっても2016年はまさにそうした意識が定着した1年になりました。
学校給食パンが減少しています。
皆さんはパンとご飯を食べる割合はどちらが高いでしょうか。パンの消費動向は50歳以上では消費の増加がみられますが、若年層ではパン離れの傾向があります。 学校給食で提供されるパンの回数の減少に歯止めをかける必要がありますが、これは学校とも協力しなければならない課題でもあります。
日本パン工業会は、パン食を普及させるというパン業界の立場からも、パン産業振興議員連盟などの力を借りてこの問題に積極的に取り組んでいくということです。
家で食事をする内食化の高まりとホームベーカリーなどの普及により、パンの需要は底堅く推移しています。農林水産省「食品産業動態調査」によると、2014年のパン類の生産量(原料小麦粉の使用量)は、前年比0.7%増の123万4,270トンとなり5年連続のプラスとなりました。
ただし、生産量は増加傾向にあるものの、スーパーやコンビニがPB商品を増やしているため、店頭での売り場確保が難しくなっており、パン業界全体として経営環境は厳しさを増している状況です。
激しい生存競争を勝ち抜くには、主力製品の品質向上や新商品開発の促進が不可欠となり、そのためにはマーケティングを綿密に行い、特徴ある商品開発を続ける必要があります。また、パン職人不足も指摘されているので、人材育成も合わせて推進していかなければなりません。
日本経済新聞社の記者が徹底取材をして、日本の180業界の最新動向や課題、将来の見通しを解説しています。企業間の相関図、企業・製品のシェア、業界のトレンドを示す表やグラフがビジュアライズされており、業界のことが一目でわかるようになっています。業界研究をするにはまず目を通しておきたい1冊です。
国内の全上場企業の業績予想を中心に、所在地から財務情報まで、会社のことを知るのに欠かせない情報をまとめたハンドブックです。就職活動における業界研究から、株式投資といったビジネスユースに至るまで幅広く使えるのが人気の理由です。
月3回発行されている、パン業界についての専門新聞です。パンやその関連企業の最新情報が掲載されています。図書館に置いてあることも多いので、就職活動の業界研究に利用してみてください。
いかがでしたでしょうか。
この記事だけでも、業界の展望や各企業の力関係など、様々な発見があったかと思います。業界研究をせずに企業だけを調べても、業界全体の流れがわからず、狭い視野での企業研究になってしまいます。
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