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更新日:2024年11月19日
土木という言葉は、中国の古典「淮南子(えなんじ)」に登場する「築土構木」という言葉が語源と言われています。築土構木という一節は「土を盛り材木を組む」という意味で、明治時代あたりから使われはじめたようです。
土木業界全体の工事量の減少、工事単価の低下、現場における労働環境の改善、機械化、生産性向上といった問題が依然として解決していないのが現状です。
まずは、優良な専門工事業者を積極的に採用することで、工事自体の質と生産性を上げ、他社との差別化を図ることが重要となります。もちろん、単独では引き受けられる仕事量にも限界があるので、業種を超えた異業種との合従連衡も視野に入れて取り組む必要があるでしょう。
次に、人材育成です。大林組のような技能者を育成する体制を土木業界全体で構築し、複合的な監理能力を持った技能者を育成しておくことが大切です。
さらに、公共事業において、政治家との癒着、汚職とならないよう、クリーンな経営を行うことが大前提になります。
公共工事削減などによる受注数の低迷は当分続くとみられています。ただ、原油安、円安にともない企業収益は改善傾向にあり、2020年の東京オリンピックという追い風も吹いています。そして、2033年までに建設後50年以上経過する施設の割合が高くなることも見込まれています。
土木業界内での競争はさらに激しくなるかもしれませんが、長期にわたって潜在的に土木工事需要が存在していることは確かなようです。
日本経済新聞社の記者が徹底取材をして、日本の180業界の最新動向や課題、将来の見通しを解説しています。企業間の相関図、企業・製品のシェア、業界のトレンドを示す表やグラフがビジュアライズされており、業界のことが一目でわかるようになっています。業界研究をするにはまず目を通しておきたい1冊です。
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かなり複雑になっている現代の土木について、豊富な図説を交えながらわかりやすく解説してあります。工学を中心とした土木技術についての話題が多くなっていますが、土木業界や職業、資格についてもしっかりとした説明がありますので、業界研究には最適な1冊となっています。
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