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更新日:2024年11月19日
卵を生で食べる習慣があるのは、日本だけと言われています。牛丼チェーン店やすき焼き店などで、卵の生食に躊躇する外国人の方を見たことのある方も多いのではないでしょうか。
飼料自給率の向上を図ることは、水田と同様に多面的機能を発揮して、食料自給率・自給力の向上に貢献し、農業としての役割を強化することにつながります。また、輸入飼料への依存は、国内への窒素持ち込みとその蓄積による環境問題等の原因となるのに対し、飼料作物の栽培は堆肥の有効活用により資源循環に貢献できるという利点もあります。
ただし、政府主導の改革はまだ道半ばの状況であり、飼料業界の動向も含めて引き続き見守っていく必要があります。
これまでの飼料業界は輸入飼料に頼ってきました。輸入飼料、とくに輸入穀物は、調達が容易であることから使用する畜産農家も恩恵を受けることができ、日本の畜産の拡大やコスト抑制に大きな貢献をしてきました。
しかし、大量の輸入飼料は、食料自給率を引き下げるとともに、家畜排泄物による環境問題を引き起こす要因ともなっていました。さらには、世界的な穀物需要増加のなかでの価格上昇や、天候などによる価格変動が輸入飼料価格の変動につながり、家畜経営に困難をもたらしてもいます。
近年の農業における環境が変化していることもあり、飼料業界も変わるべきタイミングかもしれません。輸入飼料への依存を減らし、国産飼料への切り替えを図ることは、現段階では簡単ではありませんが、長期的にみれば有用と考えられます。
国内土地資源の有効利用、食料自給力の強化、環境負荷の軽減といった面でもメリットが多く、切り替えを実現させることが飼料業界の未来への第一歩となるのです。
日本経済新聞社の記者が徹底取材をして、日本の180業界の最新動向や課題、将来の見通しを解説しています。企業間の相関図、企業・製品のシェア、業界のトレンドを示す表やグラフがビジュアライズされており、業界のことが一目でわかるようになっています。業界研究をするにはまず目を通しておきたい1冊です。
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家畜の生産から活用まで、分かりやすくまとめられています。ただ、家畜の飼育を主題としているので、飼料に関する情報はあまり掲載されていません。業界研究というよりは、飼料業界も含めて動物に関係する職業を希望される方に1冊です。
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