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エントリーシート・履歴書を箇条書きで書くときの書き方・例文

更新日:2024年10月28日

書類選考・ES

エントリーシート、履歴書で箇条書きを書く場合は、箇条書きをメインにしてはいけません。箇条書きをメインとした書き方とは、箇条書きのみを記述して、文章を記載しない、または文章の割合が少ない書き方です。

4:自己PRを箇条書きで書く場合の例文

私は高校、大学時代はラグビーを第一にして過ごしてきました。そのため専門的な技術や資格を持っているわけではありませんが、ラグビー経験から仕事に活かせることがいくつかあると存じています。

・体力 ・積極性 ・計画性

これらは営業職に限らず、社会人として働いていく上が必要な資質の一部だと考えています。また私はラグビー部ではキャプテンを経験しているので、そこで培った経験も強みになるかと存じます。体力には自信がありますので、できるだけ早く仕事を覚え、御社の事業に貢献していきたい所存です。

5:長所を箇条書きで書く場合の例文

私の長所は集中力です。大学入試や国家試験を取得のためには集中して勉強することが必要でしたが、私は1日14時間程度であれば集中力を持続させることができます。しかし私の長所はこれだけではありません。

・リーダーシップがある ・決断が早い ・迷いが少ない

これらの資質も長所になるかと考えています。学生時代は生徒会長を務め、大学の飲食店のアルバイトでは3年間シフトリーダーを務めました。また決断が早く迷いが少ないことで、アルバイト先からは評価をいただき、昇給の経験もいたしました。

6:短所を箇条書きで書く場合の例文

私の短所は忍耐力がないことです。基本的に嫌なことはこれまで避けてきました。今まで好きなことだけに集中して過ごしてきたので、忍耐力がありません。しかしこれまでの経験で忍耐力がないことによるメリットもあることが分かりました。それは次の通りです。

・得意なことに集中できる ・できることとできなことが自分の中ではっきりしている ・オリジナルな価値を提供できる

実際に私は忍耐力がないことで苦手なことは取り組まずに、得意のデザインスキルを磨くことに集中することができました。そして大学時代2年間アルババイトしたデザイン会社では、イラストや企画した広告が次々と採用され、今でも私のイラストが大手チェーン店のメニューに使われるなどの結果につながっています。

エントリーシート・履歴書を箇条書きで書くときの注意点

ここまで紹介したエントリーシートの箇条書きはあくまでも例文ですが、ポイントは箇条書きと文章の割合です。前述した例文はどれも、箇条書きの文字数の方が、文章よりも少ないですよね。箇条書きを使う際は、あくまでも補助的、というポイントは意識しておきましょう。

そしてもう一つ、大切なことがあります。それは箇条書きが本当に必要かどうかを使う前に考えることです。エントリーシートや履歴書はそもそも箇条書きを書くために用いられているフォーマットではありません。そのため上手く使わなければ逆に読みにくくなる場合があるので注意が必要です。

エクセルやワードでエントリーシートを作成した際は、必ず読み返しましょう。そしてフォントサイズや箇条書きのバランスがおかしい場合は整えることが大切です。がある企業は学生からの応募が殺到するため、初見の印象が悪いエントリーシートは深く読まれずに落とされてしまうこともあります。

箇条書きでエントリーシートは作成する際は、箇条書きを使わない時以上に、体裁に意識を向けるべきだといえるでしょう。そして箇条書きを使ったからといってエントリーシートで大切なことは変わりません。

・自分の言葉で書くこと ・将来どうなりたいのかを具体的に書くこと ・志望動機と自己PRに関連性を持たせること

これらのことはエントリーシートの作成で箇条書きを使っている、いないに関わらず意識すべきポイントです。どれだけエントリーシートの体裁を箇条書きで綺麗に整えることができても、エントリーシートの肝となるこれらの要素が抜けていると書類選考の通過率は厳しくなってしまいがちです。

またエントリーシートは初めて作成した際は、第三者に添削してもらうことも欠かせません。箇条書きの文章はただ文章を書くよりも扱い方が難しいので、客観的な意見を聞くことでさらに良いものへと変えていくことができます。自分で完璧なエントリーシートができたと思っても、翌朝読み返してみると全然良くなかったと気がつきがっかりするのは誰もが一度は経験することです。

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